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№5 大学時代、何回も見たお姫様を連れて逃げる夢の顛末を書き残す。

皆さんの中には、何度も同じ夢を見るという方はいませんか?

試験に遅刻したり、受け忘れたりという夢を
以前は、よく見たのですが、いつの間にか見なくなりました。

以前は、何度も見たのに、見なくなった夢が他にあります。

それは、大学1年の時の夏休み前のことです。
山の上のお城。
けれど、姫路城、大阪城のように

立派なお城ではありません。

どちらかというと砦といった方が良いような、簡素な建物です。
近世というより、中世という雰囲気です。

夜、そこが敵によって攻められています。
自分は、その城を守る側の武士。

けれど多勢に無勢、敵方の力は強く、攻め込まれ、
火も放たれたのか、煙と炎があたり一面に立ちこめています。

城の奥から出てきたのは、城主の娘。
つまりお姫様。
おつきのものもおらず、一人です。

このお姫様を逃がさねばということで、
自分が、海に下る道を先にたって案内します。

その道は、敵も気づいていないようす。
誰にも攻められことも、追われることもなく、
山道を下り降りていきます。

ついに降りきり、海に出ます。
そこには小舟が一艘。

それに乗り込み、姫を座らせ、
こぎ出したところで、しらじらと夜は明け、
はるか遠くが見渡せるように。

目の前に穏やかな海が広がっています。
振り返るとすぐ後ろには駆け下りてきた城山。
燃え尽きたのか、もはや炎も煙も出ていません。

さていざと、こぎ出したところで、追っ手の気配が。
血相を変えた面々が、どんどんと舟に近づいてきます。

舟に伏している姫。
こちらは、櫓を必死でこぎ、なんとか沖合に出、
スピードに乗り、逃げ切れたか…と思ったところで、
いつも目が覚めるのです。

その夢を詳しく父母に語った所、
思い当たる所があると告げられました。

夏休み、家族で一緒に出かけたのです。
まさに夢に出てきた場所でした。
そこは桜の名所。
満開の季節には、お花見で賑わいます。
有名な寺もあります。

どんどん山頂に向け登っていくと、
本格的な山道となり、そこには、砦の跡が。

そこには以前、下の桜の名所までは来たことはあるのですが、
上までは行ったことがないのです。
けれど、なぜだか道がすべてわかります。
どこをどう曲がれば、何があり、どういう景色が見えるのか。
もちろん海に降りられる道も。

ああ、夢の場所と道はここだと感じました。

一度、その場所を訪れて後、
二度とその夢を見ることはありませんでした。

ただその夢の記憶は、触感、嗅覚も含めて、残っており、
さらに目にはっきりと焼き付いているのは、お姫様の耳の形です。

その耳の持ち主をずっと捜していたのです。
そしてまさにその人は、探し始めて、何年か後に見つかったのです。

おそらく、皆様もご存じのあの女性でした。

また家族と訪れた場所の歴史を調べた所、
古代から続く歴史のある場所で、砦、古戦場跡でした。
自分が見た中世にも激しい戦いがあったようです。

その歴史は、自分が夢を見、そこを訪れた後に、
調べるまで知らなかったのですが…。

この夢の顛末を是非、書き記しておきたいのです。
(このブログで書いたではないかと言われるかもしれないが、
地名、人名をあげ、具体的に書いていないので意味がない)


○この話は、これまで家族以外にも、友人、知り合いに何度もしている。

○城を攻められ、姫を連れて逃げるという話のパターンは、
 古今東西あり、映画、テレビドラマにもなっている。
 そうしたものを読んだり、見たりして、それを小さな時に
 訪れた場所と結びつけ、夢になったかもしれない。

 当時のテレビドラマ、映画、漫画、小説などを調べると
 手がかりはつかめるかも知れない。

○耳の下りは、村上春樹の影響ではと言われたが、思い当たる節はない。
 「羊をめぐる冒険」の中の美しい耳の持ち主。ガールフレンド。
 耳専門のパーツモデル。
 「羊をめぐる冒険」は、「群像」1982年8月号掲載。10月出版。
 自分は、読んだ覚えがないが、読んだ誰かから、ストーリーを 
 聞いた可能性はある。

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羊をめぐる冒険(下) (講談社文庫)》(アマゾン)






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