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隻眼(片目)の剣士。示現流12代目東郷重徳さん。

先日は、片腕の路上マジシャンについて
エントリーを書きました。

今回は、隻眼(片目)の剣士です。

2010年11月22日、日本経済新聞、
《社会人》第98話、《伝統の灯絶やさず③》
《重ねた一振り迷い絶つ》

皆さんは、示現流をご存知でしょうか?


鹿児島(薩摩)に400年以上にわたって伝わる剣術の流派。

一子相伝、門外不出。
《昭和期に入るまでは、稽古中は部外者に門を閉ざし、
家人にさえ道場への立ち入りを禁じた。》ほど秘密の
ベールに包まれていたようです。

薩摩の歴史上の偉人、
たとえば、西郷隆盛、大久保利通なども、
示現流で修行を行っていたとか。

その12代目として生まれ、
5歳から先代より厳しく鍛えられていたのが、
東郷重徳さん。

立木打(たてぎうち)と呼ばれる基本稽古を
毎日1万1000回以上、これまで100万回以上は、
繰り返してきたそうです。

そんな重徳さんに試練が襲い掛かったのは、
先代がなくなり、1995年、36歳で後を継いだ翌年11月。

《車を運転中、飛び出してきたネコを避けようとして
路側の柱に激突、肋骨を何本も折り、ひざを損傷、
左の眼球は破裂し、義眼となった》のです。

半年以上の入院。
継承者としてのプレッシャー、不安から
病院のベランダから飛び降りたいとの衝動に
何度も襲われたといいます。

退院後、稽古に復帰。
しかし当初は、距離感がつかめず、小手をうっても
手前に剣をはずし、食事の際には、はしがさまよう
こともあったそうです。

しかし、距離感の修正する努力を積み重ね、
黙々と立木打を繰り返したと。

《今、その厳しい打つ込みに、
14年前の大けがを感じさせるものはない。》
と記者は書いています。

14年の歳月。
どこまでの精進を重徳さんは行ったのでしょうか?

その精神力に頭が下がります。

《厳しい鍛錬に裏打ちされた克己心、
苦難を乗り切る胆力》を養うのが、
示現流の境地だとか。

12代目は、それを自ら体現されたのですね。

示現流東郷財団サイト
http://www.jigen-ryu.com/

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右腕を失った20歳、路上のマジシャン。「時雨白(しぐれはく)」こと、松本崇弘さん。

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薩摩の秘剣―野太刀自顕流 (新潮新書)》(Amazon)

コミックも出ているんですね。

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