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サイゼリヤ創業者の母が株式公開の朝に与えた言葉。

サイゼリヤ。
あなたはご存じですか?

格安のイタリア料理チェーンですね。

少し前から、その合理的経営が
注目されています。

現在の国内店舗は800を超えるのだそう。

その格安の秘密は、
創業者で会長の正垣康彦氏の
理念にあるようです。

正垣氏は、「物事をありのままに見ようと、
努力しなければならない。
科学は実験を通して、自分の仮説(思い込み)が
間違っていることを教えてくれる。
我々もより良い状態を目指し続けなければならない」。
と東京理科大卒業と理系出身者らしい信念のもと、
仮説、検証を、メニュだけでなく、店内掃除、
サービスなど、あらゆる場面で使って、
向上を図っているのです。

正垣氏の考えを述べた一冊。

サイゼリヤのことをずっと見ている山口氏による一冊。

その中に
サイゼリヤが株式公開する日の早朝に、
正垣氏が母から一枚の紙片を渡された
とのエピソードが紹介されています。

そこに書かれていたのは、

《大きなことを成し遂げるために 
力を与えてほしいと神に求めたのに
謙遜を学ぶように弱さを授かった》

あなたは、このフレーズを
ご存じでしょうか?

これは、
ニューヨーク大学リハビリテーション研究所
(Institute of Rehabilitation Medicine)の受付の
壁に掲げられているもので、アメリカの南北戦争に
従軍した南軍の兵士が記したものといわれています。

《悩める人々への銘(「病者の祈り」)

大きなことを成し遂げるために 
力を与えてほしいと神に求めたのに
謙遜を学ぶようにと 弱さを授かった

偉大なことができるように健康を求めたのに
よりよきことをするようにと 病気を賜った

幸せになろうとして富を求めたのに
賢明であるようにと 貧困を授かった

世の人々の賞賛を得ようとして成功を求めたのに
得意にならないようにと 失敗を授かった

人生を楽しむために あらゆるものを求めたのに
あらゆるものをいつくしむために 人生を授かった

求めたものは一つとして与えられなかったが
願いは すべて聞きとどけられた

神の意に添わぬ者であるにもかかわらず
心の中の言い表わせない祈りはすべて叶えられた

私は 最も豊かに祝福されたのだ》

英語では、
《A CREED FOR THOSE WHO HAVE SUFFERED

I asked God for strength, that I might achieve
I was made weak, that I might learn humbly to obey…

I asked for health, that I might do greater things
I was given infinity, that I might do better things…

I asked for riches, that I might be happy
I was given poverty, that I might be wise…

I asked for power, that I might have the praise of men
I was given weakness, that I might feel that need of God…

I asked for all things, that I might enjoy life
I was given life, that I might enjoy all things…

I got nothing that I asked for―but everything I had hoped for

Almost despite myself, my unspoken prayers were answered.
I am among all men, most richly blessed! Author unknown》

加藤諦三氏は、この詩をもとに
《無名戦士の言葉》を書かれています。

《加藤諦三の言葉 第329回 [2008/08/30]》
http://www.katotaizo.com/words/words329.html

クリスチャンでなくても、
何かを感じる詩ではないでしょうか?

追記
2018年8月29日、このエントリーに
アクセスが集まっているのですが、
なぜなんでしょう。

近いところでは、以下の本が出たことが
話題のようなんですが……。



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nikitoki

正垣社長は、インタビューで、上の「世の人の称賛を得ようとして成功を求めたのに、得意にならないようにと失敗を授かった」のフレーズが一番、気に入っていると答えています。お母さんは、常々、「お前が失敗したら嬉しい」と言っていたそう。第1号店の1階は八百屋さん。階段にダンボールがいっぱい積んであり、それが邪魔して、客が来ないと、母親に愚痴をこぼしたところ、「あれは障害物じゃなくて、あれを越えてお客さんを来させるようにしなくちゃダメ」と言われたとのこと。全ての現象は最高の状態にある。全部自分のためにある。それを乗り越えて行けというだけの話。自分のためにあるからもう一度考えてみろと……。素晴らしいお母さんですね。

by nikitoki (2011-09-26 01:49) 

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