穴を掘る二人。ネクラ、ネアカはどっち? ネアカはやっていること自体を楽しめる人。
もう随分前になりますけれど、
ネアカ、ネクラという言葉がマスコミを賑わせていましたね。
2012年5月19日、読売新聞朝刊、
鵜飼哲夫・読売新聞文化部次長の《「ウ」の目 鷹の目》は、
《楽しむ力は勝負力》との見出しで掲載されていました。
そこにネアカ、ネクラの
面白いエピソードがあげられていました。
記事は、
シドニー五輪の女子マラソン金メダリストの
高橋尚子さんにインタビューした時のことから
書き起こされています。
オフの日でも22キロ走ってきたという高橋さんに記者は驚き、
「走ることが好きで、風を感じていたい。その思いが一番」とか、
「きつくなるとラッキーと思うんです」などの発言をあげて、
メダリストは明るかったと書かれています。
続いて、哲学者・永井均さんの「子どものための哲学対話」から、
穴を掘っている二人の男性の話を紹介しているのです。
《同じだけ深く穴を掘りながら、一人は、穴の上にいる人に向かって、
「どう? ボクのあな!」「かんそうおまちしていまス」と聞いている。
もう一人はニコニコしながらひたすら穴を掘り、
「ああ あなをほるのはたのしいいな」
とつぶやいている。どちらがネアカか》。
あなたは、どう思われますか?
永井均さんが上の本に書かれた定義はこうです。
《誰かに認められては満たされない人をネクラ、
勝負のときも、なにか目標のために努力しているときも、
やっていること自体を楽しみ、満ち足りている人をネアカ
と定義している》。
その後、記事は、体操のロンドン五輪代表最終選考会を
兼ねたNHK杯の女子体操の様子を活写しています。
女子体操は、同じ組で回る上位6人のうち1人が代表落ち
という厳しい選考だったそう。
自分の演技に集中し、良い演技をした2人の選手と、
緊張し、失敗できない思いが強すぎ、結局ミスをして、
落選した選手。
その後、オリンピックの雰囲気を一番楽しめる人が
一番になれるとの体操男子代表の内村航平選手の言葉を記し、
《練習を楽しみ、練習の成果を信じ、他人の評価ではなく、
自分の演技に集中する。ネアカ力は勝負力でもある》
と締めています。
自分が今、やっていることを楽しめ、
他人の評価を気にしない人は、
自分の思い通りにならないことに
思い悩まされることはありません。
その意味で幸福度、満足度が
非常に高いのではないかと思います。
スポーツの世界に限らず、他の世界、
また人生において、
自分のやっていることが楽しいと思えるかどうかは、
幸福度を左右する大きな要素なんでしょうね。
あなたは、今、自分がやっていることを楽しめていますか?
ネアカ、ネクラという言葉がマスコミを賑わせていましたね。
2012年5月19日、読売新聞朝刊、
鵜飼哲夫・読売新聞文化部次長の《「ウ」の目 鷹の目》は、
《楽しむ力は勝負力》との見出しで掲載されていました。
そこにネアカ、ネクラの
面白いエピソードがあげられていました。
記事は、
シドニー五輪の女子マラソン金メダリストの
高橋尚子さんにインタビューした時のことから
書き起こされています。
オフの日でも22キロ走ってきたという高橋さんに記者は驚き、
「走ることが好きで、風を感じていたい。その思いが一番」とか、
「きつくなるとラッキーと思うんです」などの発言をあげて、
メダリストは明るかったと書かれています。
続いて、哲学者・永井均さんの「子どものための哲学対話」から、
穴を掘っている二人の男性の話を紹介しているのです。
《同じだけ深く穴を掘りながら、一人は、穴の上にいる人に向かって、
「どう? ボクのあな!」「かんそうおまちしていまス」と聞いている。
もう一人はニコニコしながらひたすら穴を掘り、
「ああ あなをほるのはたのしいいな」
とつぶやいている。どちらがネアカか》。
あなたは、どう思われますか?
永井均さんが上の本に書かれた定義はこうです。
《誰かに認められては満たされない人をネクラ、
勝負のときも、なにか目標のために努力しているときも、
やっていること自体を楽しみ、満ち足りている人をネアカ
と定義している》。
その後、記事は、体操のロンドン五輪代表最終選考会を
兼ねたNHK杯の女子体操の様子を活写しています。
女子体操は、同じ組で回る上位6人のうち1人が代表落ち
という厳しい選考だったそう。
自分の演技に集中し、良い演技をした2人の選手と、
緊張し、失敗できない思いが強すぎ、結局ミスをして、
落選した選手。
その後、オリンピックの雰囲気を一番楽しめる人が
一番になれるとの体操男子代表の内村航平選手の言葉を記し、
《練習を楽しみ、練習の成果を信じ、他人の評価ではなく、
自分の演技に集中する。ネアカ力は勝負力でもある》
と締めています。
自分が今、やっていることを楽しめ、
他人の評価を気にしない人は、
自分の思い通りにならないことに
思い悩まされることはありません。
その意味で幸福度、満足度が
非常に高いのではないかと思います。
スポーツの世界に限らず、他の世界、
また人生において、
自分のやっていることが楽しいと思えるかどうかは、
幸福度を左右する大きな要素なんでしょうね。
あなたは、今、自分がやっていることを楽しめていますか?
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