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年をとっての、「三欠く(さんかく)」。「恥かく 義理かく 人情かく」。

定年になって、年金生活になったら、
現役世代の時の七掛けで生活しなさい。

そんなアドバイスが、新聞に載っていました。

無駄なところを削って、
自分、もしくは夫婦のために、
生活を組み立てていくということでしょうか。

思い出したのは、祖母などから聞いた、
年をとってからの「三欠く(さんかく)」です。

あなたは、ご存じですか?

「三欠く」とは、「恥欠く 義理欠く 人情欠く」。

もともとは、お金を貯めるための極意なんだそう。
すなわち、お金は、冠婚葬祭など、
義理や人情を考え、つきあいをしていては、たまらない。
その3つを欠けば貯まるという教えです。

それを老年になっての
生活訓にしたのが、「三欠く」。

冬の寒い日、夏の暑い日、
誰かが亡くなったからといって、
お通夜に出たり、お葬式に出席したり、
またお祝い事に出たりなどせずとも良い。

無理して体調を崩したりしたら、
来てもらった方も迷惑。
冷たいと言われようが、無理しない。

義理を欠いて、恥を欠いて、人情を欠いても、
自分本位に我が身を第一に考えることが大事と。

義理人情にあつく、
恥をかかないようにするのは、
実は大きなストレス。
いい人と思われようと思わず、外聞を外して生きてみる。

年を重ねたら、そうした一種の開き直りが
大切なのかもしれませんね。



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シバイチ

全くお説の通り。投稿欄で、世帯を別にする嫁が「何故、実家は出産祝いを10万円くれないのか」などの記事をみたが、年金が10万円も無い人が出せるわけがない。三欠くは防衛生活の鉄則。
年金生活になれば、年代的に孫への◯◯祝い、親戚筋の入院見舞い、慶弔、年忌などの出費が驚くほど重なるので悲鳴をあげる。
by シバイチ (2017-07-05 07:30) 

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