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「葬式は、要らない」の宗教学者・島田裕巳さんの新刊「0葬——あっさり死ぬ」。

間もなく春分の日。
お彼岸ですね。

お墓参りをする方も多いことでしょう。
一方で、先祖代々の墓をどうしようかと
頭を抱えている方もいらしゃるのではないでしょうか?

葬式、戒名、さらに墓は不要と
主張してきた宗教学者で、
「葬送の自由をすすめる会」会長の島田裕己さん。
http://www.shizensou.net/

新刊では、さらに突き進んだ内容の新刊を出版しています。


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「0葬」とは、文字通り、葬儀、葬られるのに
お金を使わない(使わせない)というものです。

〇葬式や告別式を行なわない「直葬」。
 (いまや関東地方では約4分の1)
〇海や川に遺骨を撒く「自然葬」。

これらは、これまでのお葬式に比べて、
大幅に費用を省くことができます。
しかし、そこからさらに費用を少なくすることができるのか?

上の直奏、自然葬にしても、
遺体は火葬にし、遺骨をひきとることが前提となっています。

島田さんの「0(ゼロ)葬」では、火葬はしますが、
遺骨の処理は火葬場に任せ、
遺族はそれを引き取らないのです。

え、そんなことができるのか?

すべての火葬場でそれができるわけではないようですが、
一部の火葬場では、遺族から申し出があれば、
遺骨を引き取らなくてもよいのだとか。

火葬場に残された遺骨はどうなるのか?

契約業者が遺骨を引き取り、骨粉にされ、
寺院や墓地に埋められ、供養されるのだそう。

遺族は、「火葬」の費用だけを支払う。
火葬をしてもらわなくてはいけないので、
全くの0円ではありませんが、それでも10万円以内ですむ。

遺族は、墓参り、墓守から解放されます。

墓参り、墓がなくても、故人に思いをはせることはできる。
故人を偲ぶは、墓参りでなくても、様々な形で行うことはできます。

〇現在、墓を持たない家、人が多数。
 墓・納骨堂にいれず、遺骨の入った骨壺が、
 自宅に置いているのは、およそ百万柱。

伝統的なものに見えても、
よく見ると、それは必ずしも伝統的ではないものもあります。

形にとらわれず、自分の故人に対する思いを
表現する新しい形が今、求められているのかもしれません。


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「空―幸福のためのエンディングノート」。宗教学者・島田裕巳さん監修。


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