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認知症リスク、喫煙者は2倍 九州大、住民調査で判明

福岡県久山町。

http://www.town.hisayama.fukuoka.jp/

福岡市に隣り合う、人口8300人余りの町です。
町を挙げて健康づくりに力を入れている町として
知られています。

それは、九州大学が長年にわたって、
この町の住民を対象にした疫学調査を行っているから。

朝日新聞によれば、その調査で、
喫煙と認知症の関係に関して、
興味深い結果が出ているそうです。

たばこを吸う高齢者は、吸わない人に比べて、
認知症になる危険が2倍になるというもの。

九州大学の研究チームは、1988年に、
健康診断を受けた65歳以上で認知症がない住民712人を、
15年間に亘って調査。

その結果、認知症と診断された人は202人。
この方々をたばこを吸わない、
吸っていたがやめた、
吸うの3つのグループに分けて、
認知症になった割合を比べたのです。

吸うグループは、吸わないグループに比べて、
認知症の発症リスクが2倍。

なお吸っていたがやめたグループと、
吸わないグループでは、発症リスクに差は出ていないようです。

このことから、たばこは、認知症の発症リスクを高め、
逆に、禁煙すれば、認知症の発症リスクを下げる
可能性があると見られています。

この成果は、6月12日から、
福岡で開かれる日本老年医学会学術集会で発表の予定。

日本老年医学会学術集会
http://www2.convention.co.jp/56jgs/

《久山町研究室での研究活動》
http://www.med.kyushu-u.ac.jp/psychiatry/cn11/pg117.html
http://www.envmed.med.kyushu-u.ac.jp/
認知症
http://www.envmed.med.kyushu-u.ac.jp/research/disease02.html

喫煙、ニコチンは、認知症に良いといった説が
しきりに唱えられていたことがありました。

今回の九州大学の調査では、
それとは反対の結果が出たことになります。

関連エントリー
牛乳・乳製品がアルツハイマー病の発症を低下させるとの調査結果。



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