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長崎生まれのイギリス人作家カズオ・イシグロさん。2017年ノーベル文学賞を受賞。

村上春樹さんが、受賞するかと
毎年注目されるノーベル文学賞。

2017年は、長崎市生まれの
イギリス人小説家の
カズオ・イシグロ氏が受賞しました。

カズオ・イシグロさんの作品は、
映画化、ドラマ化されている作品、
例えば、アンソニー・ホプキンス主演で
イギリスの貴族邸の執事を描いた「日の名残り」
(原題:The Remains of the Day)や、
「わたしを離さないで」がありますので、
ご存じの方も多いでしょう。


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イシグロさんのインタビューは、
日本の新聞などにも掲載されたことが
あったのですが、両親とも日本人であり、
長崎生まれで5歳まで日本で暮らしていたものの、
その後はずっとイギリス暮らしで、
日本語はしゃべれないと語っていたのが印象的でした。

また現代作家の中で注目している作家として、
村上春樹さんをあげていることも、
個人的に関心を引きました。

長編作品は、
1982年の処女作「遠い山なみの光」から、
2015年の「遠い山なみの光」までのわずか7作
と寡作の作家ですが、
どれも試みに満ちた作品群だと思います。

個人的には映画もあって、
「日の名残り」が一番、
好みですが……。

ご本人は、ルーツの日本特に現実の日本に対して、
特段の思い入れはもって
いらっしゃらないように感じられるのですが、
ともかく、日本人としては、日本に関係する人物が、
ノーベル文学賞を受賞したのは嬉しいことです。

(初期2作の舞台は日本だが、それは頭の中で想像した日本。
インタビューでは「頭の中に日本という国をつくりながら育った。
自分にとって大切な世界を保存しておきたくて、
小説を書くようになったのです」と答えている)

Wired
《2015.12.29 TUE 19:00
「時空を超えて伝わる『感情』を描き出す」作家、カズオ・イシグロの野心》
https://wired.jp/2015/12/29/interview-kazuo-ishiguro/



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