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自動車のナンバープレート「776」にしている知人の理由とは。「14番目の月」。

今日、あるスーパーに行ったところ、
駐車場の隣の車のナンバープレートが、
「776」でした。

見た瞬間に、知人のことを思い出しました。

その彼の車のナンバープレート
と同じだったからです。

あなたはなぜ、その知人が「776」に
したと思われますか?

富士山地域では、「3776」が人気ナンバー。

その理由は、言わずともおわかりですね。
富士山の標高3776メートルからです。

富士山ナンバーと呼ばれているんですね。

自分は上の776について、
理由を尋ねられた時、
答えられませんでした。

知人は、次のように考えて、
この776にしたんだそうです。

すなわち「弁慶の999本」。

これはあの武蔵坊弁慶が、
五条の橋の上で、刀を相手から奪った本数。
1000本目が義経で、確保することに失敗。

以後は、義経の家来となり、
最期まで付き従ったのでした。

あるいは「怪談の99話」。

これは怪談を100話語り終えると、
本物の怪が現れる「百物語」に由来します。

すなわち本物の怪が現れる100の前、
99話で止めるということです。

なんだか問いに謎を加えた答えで、
わかりにくかったのですが、知人は
さらに説明してくれたのでした。

弁慶の場合、1000本が満願。
それで思いを達成することができる。

もし達成してしまえば、そこで終わる。

一方、怪談の場合は100話で怪が登場。
こちらは悪いものが出てしまうのですが、
そちらにしてもともかく結果が出てしまう。

知人は、結果が出る前の状態に
自分をずっと置いておくことを
望んでいるとのことでした。

776は、「777」の一つ手前。
これはパチンコのフィーバーの一つ手前。
結果が出る手前。

776は、最高の結果のために
努力し続ける覚悟を示すものなんだと。

満月ではなく、十四夜。
明日に満月を迎える
十四夜の気持ちでいることが
大切だと考えているとのこと。

それを聞いて、自分はユーミンの
「14番目の月」を思い出しました。

《つぎの夜から 欠ける満月より
14番目の月が いちばんすき》

完璧なものより、何か少し欠けた
ところに美を見出したり、力を感じたり。

そうした感性がわれわれには
備わっているのかもしれません。

そんなことを考えた2017年12月30日でした。

追記 2023年4月6日
◯このエントリーにアクセスを頂いています。
 そういえば、母、祖母は「満つれば欠く」
 とよくいっていたなー。
 そんなことを思い出しました。

◯「少欲知足」という言葉も。



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