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年末ジャンボが当選。「当たったお金はすべて人に振る舞い使い果たしなさい」と祖母。

年末ジャンボ。
買われましたか?

12月31日、当選発表ですね。
当たりましたか?

わが家は、普段、宝くじを買わないのですが、
以前は母親が毎年1度、年末ジャンボだけは
買っていました。
(当たりくじが出やすいと評判の
浅草橋駅前の売り場、3つあるうちの
真ん中のブースから。さらに両国の回向院の
鼠小僧次郎吉の墓のお前立ちを削って、
宝くじにふりかけていた)

ある年、



31日ではなく、お正月だったと思いますが、
台所から母の大きな声が。

何事かとあわてて家族が駆けつけると、
「当たった、当たった」と。

家族みんなは、てっきり1等が
あたったのかと思って、大喜びすると、
そうではなく4等(たしか)1万円でした。
(1等が3000万円の時代)

それでも思いがけないお金が入ると
いうことで家族一同、喜んだものでした。

その話を、しばらくして訪れた折に
祖母にしたところ、
「そのお金はどうした」
と速効で聞かれました。

母はそのお金で、いつものように、
食料品か何かを買ったということだったので、
そう告げると、祖母は顔をしかめました。

「宝くじや競馬など、働かないで入ったあぶく銭は、
厄落としをするため、人に何か振る舞わないと
いけないのに……。そうしないと自分の身に
不幸が降りかかるよ」。

宝くじに当たるのは、幸運のようですが、
努力、働かないでそうしたお金が入ることは、
人から嫉妬、妬みなど、マイナス、
負の感情を起こして引き寄せる。

いわば厄なんですね。

なのでその厄を落とさなければない。

その厄は、自分や家族だけでなく、
周囲の人にも負ってもらうことで、
落ちるんだそう。

厄を負ってもらうのは、その人に
そのお金を一緒に使ってもらうこと。

そしてできればあぶく銭は全部、
使い切ってしまうのが良いとのこと。

うーん。

わが家の場合は、1万円でしたけど、
1等とかだと考えてしまいますよね。

また当選したことを言ってしまうと、
それでかえって周囲の人から
嫉妬を招くような気も。

それなら黙っていた方が
いいような気もします。

正解はどちらなんでしょうか。


《宝くじで1億円当たった人の末路》(Amazon)


その後、宝くじ当選からずいぶんたった、
つい最近ですが、お年玉付き年賀はがきの
抽選で1等の1万円が当たったことが。

祖母はもう亡くなっていたのですが、
祖母のあの言葉を思い出し、
友人、知人を招き、普段は絶対買わない
高級牛肉を買って、家で焼き肉をして
ふるまいました。(当たったことは言わずに)

その後、何も悪いことは起こらなかったので、
うまく厄落としが出来たようです。
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