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2018年1月25日、東京は最低気温-4度の予想。寒餅、寒仕込み。寒海苔。

明日、2018年1月25日、
東京は最低気温が-4度の予想が出ています。

内陸部はもっと下がる
ということで、低温警報も。

東京23区で冬期に低温注意報が発表されたのは、
1985年1月末以来、33年ぶりなんだそうです。

現在は寒中、中でも大寒。
(2018年は1月20日から2月3日)

暦の上でも実際にも、
一年の中で最も寒い時期になりそうです。

年末に岐阜の親戚から、
お餅を送ってきてもらったのですが、




また別の親戚から昨日、母に
「寒餅をついたので近々、送る」
と電話がありました。

寒餅。
寒中、大寒のこの時期は、
「寒の水」といって
雑菌が繁殖しにくいため、
腐りにくい、味が良いとして、
その水を使って、母の田舎などでは、
寒餅をついたり、味噌を仕込んだり
していたんだとか。
(他の地方でも一緒ですね)

「寒仕込み」の酒・醤油・味噌も
作られていますね。

また梅の花咲く寒中には、江戸前の海では、
旨みも香りも高い上質の海苔がとれ、
「寒海苔」として高く評価されました。

この時期の蜆も、「寒蜆」として、
より味わいが強いとして、
食卓を賑わせたようです。

もう亡くなったのですが、
祖母がまだ小さい頃は、
(考えてみれば今から100年近く前!)
寒中には、飯粒を練って作る糊=
「続飯(そくい)」を家で作っていたんだそう。

他の時期より、腐りにくいから
と曾祖母から教えられたんだそう。

それはともかく、昔は家で、
ご飯を使って糊を作っていたんですね。
(小学校にもその糊を持っていったそう)

また自分が小・中学校時代に習っていた
書道の先生は、発色がよく、だれないとして、
寒中にすった墨で大事な作品を仕上げる
と話していました。
(他の季節でも、墨に使う水は
汲み立てを使うことと教えられた)

ただ祖母、書道の先生が言っている水、
そして寒仕込みの水も、水道水ではなく、
井戸水・地下水なんですよね。

そう考えると、水道水を一般に
使っている現在は、上のことが
あてはまらない気もします。

あと疑問なことも。

井戸水は、年間を通じて水温が
ほとんど変化しないとも聞きます。

とすれば地下水を使った
寒餅、寒仕込みの根拠も
失われそうな気もします。

ただ水温だけでなく、気温も低いので、
腐敗菌、食中毒を起こすようなばい菌は
繁殖しずらいので、長く腐らずということは
言えるのかもしれません。
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nikitoki

2018年1月25日、予想通り都心で零下4度を記録しました。気象庁によると、1970年1月17日以来、48年ぶりだとか。
by nikitoki (2018-01-25 10:06) 

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