一度でその人の名前、好物などを覚えるコツ。昔、通ったスナックのママの秘伝。
新年度になって新たな環境の下、
新しい人間関係が始まった方も
多いのではないでしょうか。
そうした人間関係を始める基本が、
相手の名前を覚えること。
しかしなかなか覚えられないものですね。
昨日、出かけた場所で、7年ぶりくらいに
再会した方がいました。
相手は有名な方ですので、
こちらは相手の方のお名前を覚えているのですが、
相手は自分のことを覚えていないと考え、
初対面のように名刺を出して挨拶しました。
そうしたら驚いたことに、
「以前、西荻窪でお会いした」と
話しかけてくれたのです。
それは7年ほど前の出来事。
百人近くいた中でほんのわずか
数分にも満たない出会いでしかなかった
相手を覚えているとは。
驚きました。
その挨拶の後、こちらはスマートフォンで
昔のメールを検索。
そうしたら、初対面の後、別の場所(渋谷)でも
お会いしていたことがわかりました。
その時の話を挨拶の10分後にしたら、
「はいはい。あそこでは何度も会合を
していただいてて。あの時は〇〇さんも
一緒で」と、今度は共通の知人の名前を
あげて答えを返されたのです。
「うーん、どうなっているんだろう、この人の記憶は」。
その場はそれきりで終わったので、
知人の記憶力、相手の名前やエピソードを
覚える秘訣は分からなかったのですけれど、
やはり同じような能力を持つ人からコツを
聞いたことがあります。
それは学生時代、先輩が常連だった
スナックのママさん。
一度行っただけで、名前はもちろん、
誰の後輩だとか、好きなもの、家族のこと、
失敗談などをすっかり覚えているのです。
あるときそのママさんにその凄さの
秘密を聞いたのです。
渋りながらも教えてくれたのは、
チェーン方式でした。
スナックに来るお客さんは、
ふらりとやってくる「ふり」の客は少ない。
大抵は常連に連れられてくる。
その常連さんにひもづけて、
鎖のようにつなげていくのだそう。
常連の田中さんが連れてきた鈴木さん。
二人は高校の時の同級生とか、
同じ会社とか、将棋仲間とか。
ともかくよく知っている人と
結びつけて覚えるんだそう。
一人の人から出ている鎖(フック?)は
たくさんあるので、いくつもの鎖に
ご新規さんを結びつけていくと、
覚えやすいんだとか。
それからずっと後になって、
あるワインバーで記憶力や能力アップ
セミナーを主催している会社の人と
知り合ったのですが、
その時にこのママの話をしたら、
「講師の先生の内容と一緒です。素晴らしい」
と話していました。
そうそうママが覚えるコツ。
「最後はやっぱり気持ち。覚えようとする意欲が
ないと絶対覚えられない。私は、この人のことを
覚えたら、常連さんになってお店に通ってくれるかも
という経済的な欲求、意欲があるから覚えられる」
とも話していました。
セミナーの主催者も、
「脳は関心がないものは覚えない」
と同意していました。
「この人は自分の人生にとって必要な人だ」
そう思うこと。
そしてそう信じ込んだ後、
ママのテクニックを駆使することが、
人を覚える最良の手順かもしれません。
〇追記 2023年2月1日
このエントリーに多くのアクセスをいただいています。
相変わらず、自分は名前を覚えられません。
自己分析するに、一番の原因は、
覚えようとする意欲がないからかもしれません。
ノーメンクラトールが欲しい。
ちなみに「ノーメンクラトール」は、
名前と顔を覚えることが得意な奴隷。
主人に近づいてくる人物の名前などの情報を
そっとささやいてくれる。
(塩野七生さんの「ローマ人の物語Ⅵ
パクス・ロマーナ」に出てくる)
メリル・ストリープがファッション誌の
鬼編集長ミランダを演じた映画「プラダを来た悪魔」。
その中で、慈善パーティーに出席した編集長に、
アン・ハサウェイ演じるアンディーが、
出席している人の名前、役職を教える
という場面がありましたね。
(本来は、ファースト・アシスタントのエミリーが、
パーティーのすべてのゲストの名前と顔を覚え、
小声で事前にミランダに伝えるのが役目なのだが……)
新しい人間関係が始まった方も
多いのではないでしょうか。
そうした人間関係を始める基本が、
相手の名前を覚えること。
しかしなかなか覚えられないものですね。
昨日、出かけた場所で、7年ぶりくらいに
再会した方がいました。
相手は有名な方ですので、
こちらは相手の方のお名前を覚えているのですが、
相手は自分のことを覚えていないと考え、
初対面のように名刺を出して挨拶しました。
そうしたら驚いたことに、
「以前、西荻窪でお会いした」と
話しかけてくれたのです。
それは7年ほど前の出来事。
百人近くいた中でほんのわずか
数分にも満たない出会いでしかなかった
相手を覚えているとは。
驚きました。
その挨拶の後、こちらはスマートフォンで
昔のメールを検索。
そうしたら、初対面の後、別の場所(渋谷)でも
お会いしていたことがわかりました。
その時の話を挨拶の10分後にしたら、
「はいはい。あそこでは何度も会合を
していただいてて。あの時は〇〇さんも
一緒で」と、今度は共通の知人の名前を
あげて答えを返されたのです。
「うーん、どうなっているんだろう、この人の記憶は」。
その場はそれきりで終わったので、
知人の記憶力、相手の名前やエピソードを
覚える秘訣は分からなかったのですけれど、
やはり同じような能力を持つ人からコツを
聞いたことがあります。
それは学生時代、先輩が常連だった
スナックのママさん。
一度行っただけで、名前はもちろん、
誰の後輩だとか、好きなもの、家族のこと、
失敗談などをすっかり覚えているのです。
あるときそのママさんにその凄さの
秘密を聞いたのです。
渋りながらも教えてくれたのは、
チェーン方式でした。
スナックに来るお客さんは、
ふらりとやってくる「ふり」の客は少ない。
大抵は常連に連れられてくる。
その常連さんにひもづけて、
鎖のようにつなげていくのだそう。
常連の田中さんが連れてきた鈴木さん。
二人は高校の時の同級生とか、
同じ会社とか、将棋仲間とか。
ともかくよく知っている人と
結びつけて覚えるんだそう。
一人の人から出ている鎖(フック?)は
たくさんあるので、いくつもの鎖に
ご新規さんを結びつけていくと、
覚えやすいんだとか。
それからずっと後になって、
あるワインバーで記憶力や能力アップ
セミナーを主催している会社の人と
知り合ったのですが、
その時にこのママの話をしたら、
「講師の先生の内容と一緒です。素晴らしい」
と話していました。
そうそうママが覚えるコツ。
「最後はやっぱり気持ち。覚えようとする意欲が
ないと絶対覚えられない。私は、この人のことを
覚えたら、常連さんになってお店に通ってくれるかも
という経済的な欲求、意欲があるから覚えられる」
とも話していました。
セミナーの主催者も、
「脳は関心がないものは覚えない」
と同意していました。
「この人は自分の人生にとって必要な人だ」
そう思うこと。
そしてそう信じ込んだ後、
ママのテクニックを駆使することが、
人を覚える最良の手順かもしれません。
〇追記 2023年2月1日
このエントリーに多くのアクセスをいただいています。
相変わらず、自分は名前を覚えられません。
自己分析するに、一番の原因は、
覚えようとする意欲がないからかもしれません。
ノーメンクラトールが欲しい。
ちなみに「ノーメンクラトール」は、
名前と顔を覚えることが得意な奴隷。
主人に近づいてくる人物の名前などの情報を
そっとささやいてくれる。
(塩野七生さんの「ローマ人の物語Ⅵ
パクス・ロマーナ」に出てくる)
メリル・ストリープがファッション誌の
鬼編集長ミランダを演じた映画「プラダを来た悪魔」。
その中で、慈善パーティーに出席した編集長に、
アン・ハサウェイ演じるアンディーが、
出席している人の名前、役職を教える
という場面がありましたね。
(本来は、ファースト・アシスタントのエミリーが、
パーティーのすべてのゲストの名前と顔を覚え、
小声で事前にミランダに伝えるのが役目なのだが……)
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