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乳兄弟と、順天堂医院の新生児取り違え。

2018年4月から始まった
連続テレビ小説「半分、青い。」。
https://www.nhk.or.jp/hanbunaoi/

舞台が母の故郷岐阜ということで、
親子で熱心に見ています。

その物語の主人公の鈴女愛(すずめ)。
彼女の家の隣に住むのは、同じ日、
同じ病院で生まれた律。

その設定を見て、自分の同級生、
乳兄弟のことを思い出しました。




確か中学生になってから知ったのですけれど、
自分の同級生の中に、自分と1日違いの誕生日の
女生徒がいました。

同じクラスになり話をするようになったので、
生まれた頃の事情を聞いてみると、自分と
同じ病院で数時間(?)の違いで生まれたそう。
(午前0時をまたいでいるので日付が異なっている)

もちろん当人が知っている訳はなく、
母親から聞いたそう。

そして、わが母親は母乳の出が良くなく、
一方その女生徒のお母さんは乳の出が
良かったので、自分はそのお母さんから
お乳をもらっていたのだとか。

その話を聞いた日の帰宅後、
母に確認したらまさにその通りでした。

自分が生まれた頃、新生児室の出入りは
そんなに厳しくなく、出入りが自由。
ただ新生児取り違えを防止するため、
確認の足輪がつけられるようになったとか。

また他のお母さんが自分の子と他人の子を
取り違えないように、看護師さんは、
お母さん以外に赤ちゃんを手渡さない
ことになっていたそうです。

ただ自分と女生徒は性が異なっていたので、
母ではなく、直接、女生徒の母親に渡して
乳をもらっていたとのこと。

そんな中、今朝の新聞に、50年ほど前に
順天堂病医院が新生児を取り違えていた
可能性が高いと発表したとのニュースが
出ていました。

子どもと母親のDNA検査を実施して、
親子関係が存在しないと分かったとのこと。

大学のホームページに発表したのですが、
当時は、生まれた新生児を沐浴させた後に、
足裏に母親の名前を記していました。

なので沐浴前に取り違えが起きたのではと。

病院は当事者の親子に謝罪したのですが、
もう一方の当事者の親子は絞られたものの、
もう50年以上たっていることなどを考え、
医院側からは取り違えについて伝えない
との方針だそうです。

それを踏まえ、病院側は
「関係者の皆さまに心からおわびします」
と謝罪しています。

是枝裕和監督の映画「そして父になる」は、
やはり新生児の取り違えをテーマにした作品。

血のつながり、真の親子の関係とは何かを
考えさせられました。

この作品を見た後、親しいつきあいをしていた人が、
実は養子で、ご両親と血縁関係がなかったこと、また
親戚の中でもそうした従兄弟がいることなどを思い出し、
見た当初の感想と考えが変わりました。

必ずしも血縁関係は大切ではないのではないか。
血縁関係がなくても、長い年月の間に絆、親子関係は
築き上げることが出来るのではないかと。

ただ現実に、間違えられた人は、財産問題、
また精神的に割り切ることが出来なかったり
するのでしょうね。

順天堂医院は、誠実に対処して、
両ご家族の苦痛を少しでも
軽くしていただきたいですね。

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