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弘兼憲史さんのコラムで思い出した下北沢にあった「ジャズ喫茶マサコ」。

日本経済新聞夕刊、2018年4月13日、
漫画家・弘兼憲史さんの《こころの玉手箱》

その人の品物に関わる思い出をつづる連載です。

5回目は、「ボサ・ノヴァUSA」。

アメリカのジャズピアニスト、
デイブ・ブルーベルベックのカルテットの作品です。

弘兼憲史さんが衝撃を受けたこの作品を知ったのは、
1966年に早稲田大学に入学して、東京に住み始めて、
下北沢の「ジャズ喫茶マサコ」に入り浸っていた頃。

そこで弘兼憲史さんは
「漫画がおいてあり、ジャズを聴きながら、
コーヒーを飲み、漫画を読むという至福の
ひとときを過ごした」そう。

いやー、懐かしいなー、ジャズ喫茶マサコ。

弘兼憲史さんより随分年下なのですが、
予備校、大学生そして就職した後、
世田谷区が仕事場だった頃、
下北沢によく通っていました。

ジャズ喫茶というと、クラシック喫茶と同じく、
結構厳しいお店が多く、私語厳禁で、
じっと店がかける(モダン)ジャズの曲に聴き入る。

そんな感じでしたが、マサコは緩くて、
普通に話も出来、漫画を読みふけっていても
よかったのです。

またジャズだけでなく、シャンソンや
越路吹雪さんの曲なんかもかかっていた
思い出があります。

自分も弘兼さんと同じく、ジャズを聴きながら
漫画を読み、コーヒーを飲んで、
さらにあんトーストをたべてたなー。

マサコは、下北沢駅周辺の再開発計画もあり、
2009年9月24日に閉店したそう。

何年か前、茶沢通り沿いのライブハウスに
行った帰り、このマサコがあった近くを
通ったのですが、まるっきり何もなくなっていました。

カレーパンで有名なアンゼリカが閉店した時にも、
感じたのですが、思い出の店、場所が無くなることは、
こたえますね。

頭の中の記憶は残るとはいうものの
案外頼りない物。
時の経過とともにどんどん薄れ、
しまいにはなくなってしまいます。

形あるものいつか滅びる。
それが世の中の摂理であり、無常。

わかってはいてもせつないなー

こんな番組、放送したんだなー。
《「出没!アド街ック天国」 2017年10月28日(土)放送内容
『昭和の下北沢』》
http://kakaku.com/tv/channel=12/programID=594/episodeID=1108649/
下北沢を舞台にしたオムニバスドラマ。
町並みは変わってしまっていたけれど、
懐かしかったですね。
《下北沢ダイハード》
http://www.tv-tokyo.co.jp/shimokitazawa/intro/



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