石持ちの知り合い。生活改善したものの、結石（胆石）が続く。

巨人の長嶋終身名誉監督が胆石治療で
入院されていると報じられています。

体調が悪かったので入院したところ、
検査で結石がみつかったとか。

幸い、快方に向かっているよう。
一日も早く退院されることを祈ります。

このニュースで思い出したのは
結石（胆石）持ちの知人です。
これまで何度も結石（胆石）を繰り返し
その都度、入院し、結石を取り除いています。

結石（胆石）が出来やすい人に共通する、
5Fというのがあるんだとか。

１､「40代以降の中高年」(Forty)
2、「肥満や過体重」(Fat、Fatty)
3、「元気で食欲おう盛」(Fair)、
（この代わりに家族歴Familyを入れる場合も）
4、「女性」(Female)
5、「子供を2人以上産んでいる」(Fertile,Fecund)

（男性の場合は30代～50代、
女性の場合は50代から70代）

知り合いは男性なので
上の4，5はあてはまらないのですが、
結石(胆石)に苦しんでいます。

医師からは、高脂肪、高カロリーさらに、
コレステロールを摂り過ぎる食生活、
（血中コレステロールが高くなる）
それによる肥満が大きな原因なので、
食生活の改善と運動を毎日行うこと。

すなわち生活を改善することを
アドバイスされたようです。

それと水分をこまめにとり、
脱水状態にならないという注意も
されたとのこと。

特に夏場は一般の人でもそうなることがあるので、
気をつけていたのですが、何年かぶりに先日、
再び痛みに襲われたので、病院に行ったところ、
結石（胆石）が出来ており、緊急に取り除いたとのことです。
（薬による溶解か、衝撃波か、腹腔鏡による手術か不明）

毎年春に行っている定期検診。
今年の春には異常がなかったらしいのですが、
その後、急激に石が大きくなったみたいです。
（3ヶ月ほどで？）

今回の痛み、その後の胆石の
きっかけとなったのは天ぷら。

普段は野菜中心の油脂類を控えた
食生活を送っているらしいのですが、
前日の夕方、あるお祝いがあり、
普段より少々多くの天ぷら、さらに
和牛ステーキ、またお酒を多めに飲んだと。
（脂っこいものを食べた後は胆汁を出すために
胆のうが収縮。そのときにすでに出来た胆石が
動き、胆のう粘膜を刺激するらしい）

本人はおそらくそれが引き金になったと
考えているようです。

しかしよくよく聞いていると、
ぞれ以前のように、かなりグルメな食生活を
送っているように思えました。

一時、激痛に襲われても、
そうしたこれまでの生活を変えることは
やはり難しいようです。

他人事ながら、わが身を振り返り、
少し反省しました。

〇シュウ酸の多い食品（ナッツ、チョコ、ほうれん草、
　タケノコ）などは、カルシウムの多い食品（牛乳、
　チーズ、しらすぼし）などと一緒に食べると、
　カルシウムと結びついて便となり、石になる前に
　排泄されやすい。

〇「ビールを飲んで尿路結石を外に出す」なんてことが
　言われたことがあるが、間違いのよう。
　ビールにはかなりの量のシュウ酸、プリン体が含まれており、
　尿酸を増加させる働きもあるので、お勧めできないとのこと。
　同様にエビなどプリン体の多い食物も控えること。

〇コーヒー、紅茶、緑茶の飲み過ぎも良くない。
　これらにはシュウ酸が含まれているため。
　シュウ酸の害を防ぐには上にあげたように
　ミルクと合わせる。
　水分を取るときは普通の水、カフェイン類の
　入っていない麦茶などをとる。