「わしがわしがの『が』を捨てて、おかげおかげの『げ』で生きよ」。「まんぷく」の中で。
まもなく終わりを迎える
連続テレビ小説「まんぷく」。
2019年3月25日の放送は、次のような内容。
カップヌードルがモデルと思われる
「まんぷくヌードル」が数多くの苦労を乗り越え、
発売されるのですが、予定の三分の一しか売れず、
大苦戦。
社員は1個100円という価格が高いとして、
値引きをと社長の萬平に迫りますが、
彼は譲りません。
そんな中、若い時からの仲間である世良は、
いつもの喫茶店の店主夫妻に向けて、
「萬平はいいものを作ったというおごりがある。
もっと謙虚になるべき」と主張します。
その流れの中で、自身のおばあちゃんから
教わった戒めを披露します。
「僕は死んだばあちゃんからよう言われたで。
わしがわしがの『が』を捨てて、
おかげおかげの『げ』で生きよ」。
おお、懐かしい。
この教え、自分も大阪に住んでいた
祖母から教わりました。
祖母はこれを、故郷愛媛にある菩提寺の
和尚から小さい時に、授かったそうです。
祖母から聞いた所によれば、和尚さんは、
この言葉は、あの良寛さんのそれと話していたそう。
江戸後期の越後の禅僧。
自らのつつましい生活を村人に見せ、
わかりやすい言葉で仏法を
説いた僧侶として知られています。
アップルの創業者の1人である
スティーブ・ジョブズは、禅に大きな
影響を受けたとされています。
その教えの一つが良寛さんだそう。
「災難に逢う時節には災難に逢うがよく候
死ぬ時節には死ぬがよく候
これはこれ災難をのがるる妙法にて候」
といった言葉や、
「正月や冥途の旅の一里塚めでたくもありめでたくもなし」
もよく知られています。(表現、作者については諸説あり)
そしてこの「われがわれが~」も、
そうしたわかりやすい教えの一つで、
我執を捨て生きることの大切さを
説いたものとされているのです。
(「オレがオレが」「わしがわしが」などもあり)
今朝のドラマを見て、久しぶりに
祖母や良寛様を思い出しました。
「散る桜 残る桜も 散る桜」(良寛)
〇「まんぷく」の主演の安藤サクラさんは、
旧姓安藤さくら。(現在は柄本さくら)
お姉さんは映画監督の安藤桃子さん。
1982年3月19日生まれ。
桃の時期に生まれたから「桃子」と
名付けたそう。
妹の安藤サクラさんは、1986年2月18日生まれ。
花の時期でいうと、「さくら」と言うより
「梅」ですが、「桃」の後に生まれたから、
「さくら」になったと昔、お母様から伺いました。
◯追記 2023年1月30日
このエントリーにアクセスが集まっています。
定期的に読んでいただいています。
「我を捨てる」「執着を捨てる」「我を放つ」。
難しいが、それが心の平安を得て、
悟りに至る道のようです。
四聖諦(ししょうたい)
https://kotobank.jp/word/%E5%9B%9B%E8%81%96%E8%AB%A6-73362
連続テレビ小説「まんぷく」。
2019年3月25日の放送は、次のような内容。
カップヌードルがモデルと思われる
「まんぷくヌードル」が数多くの苦労を乗り越え、
発売されるのですが、予定の三分の一しか売れず、
大苦戦。
社員は1個100円という価格が高いとして、
値引きをと社長の萬平に迫りますが、
彼は譲りません。
そんな中、若い時からの仲間である世良は、
いつもの喫茶店の店主夫妻に向けて、
「萬平はいいものを作ったというおごりがある。
もっと謙虚になるべき」と主張します。
その流れの中で、自身のおばあちゃんから
教わった戒めを披露します。
「僕は死んだばあちゃんからよう言われたで。
わしがわしがの『が』を捨てて、
おかげおかげの『げ』で生きよ」。
おお、懐かしい。
この教え、自分も大阪に住んでいた
祖母から教わりました。
祖母はこれを、故郷愛媛にある菩提寺の
和尚から小さい時に、授かったそうです。
祖母から聞いた所によれば、和尚さんは、
この言葉は、あの良寛さんのそれと話していたそう。
江戸後期の越後の禅僧。
自らのつつましい生活を村人に見せ、
わかりやすい言葉で仏法を
説いた僧侶として知られています。
アップルの創業者の1人である
スティーブ・ジョブズは、禅に大きな
影響を受けたとされています。
その教えの一つが良寛さんだそう。
「災難に逢う時節には災難に逢うがよく候
死ぬ時節には死ぬがよく候
これはこれ災難をのがるる妙法にて候」
といった言葉や、
「正月や冥途の旅の一里塚めでたくもありめでたくもなし」
もよく知られています。(表現、作者については諸説あり)
そしてこの「われがわれが~」も、
そうしたわかりやすい教えの一つで、
我執を捨て生きることの大切さを
説いたものとされているのです。
(「オレがオレが」「わしがわしが」などもあり)
今朝のドラマを見て、久しぶりに
祖母や良寛様を思い出しました。
「散る桜 残る桜も 散る桜」(良寛)
〇「まんぷく」の主演の安藤サクラさんは、
旧姓安藤さくら。(現在は柄本さくら)
お姉さんは映画監督の安藤桃子さん。
1982年3月19日生まれ。
桃の時期に生まれたから「桃子」と
名付けたそう。
妹の安藤サクラさんは、1986年2月18日生まれ。
花の時期でいうと、「さくら」と言うより
「梅」ですが、「桃」の後に生まれたから、
「さくら」になったと昔、お母様から伺いました。
◯追記 2023年1月30日
このエントリーにアクセスが集まっています。
定期的に読んでいただいています。
「我を捨てる」「執着を捨てる」「我を放つ」。
難しいが、それが心の平安を得て、
悟りに至る道のようです。
四聖諦(ししょうたい)
https://kotobank.jp/word/%E5%9B%9B%E8%81%96%E8%AB%A6-73362
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