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貴景勝が大関昇進伝達式で口にした武士道精神。

貴景勝関が、大関に昇進。
2019年3月27日午前中に
その伝達式が行われました。

その際に、述べる口上に
注目が集まっていました。

これは前師匠の貴乃花親方の頃からでしょうか。

ちなみに平成で大関になった
力士の中から主な口上中の言葉は、

貴ノ花:不撓不屈(ふとうふくつ)
若ノ花:一意専心(いちいせんしん)、
白鵬:全身全霊(ぜんしんぜんれい)
貴ノ浪:勇往邁進(ゆうじゅうまいしん)
琴奨菊:万里一空(ばんりいっくう)

昨日の伝達式前の会見では、
これまでの伝達式の先輩の挨拶を映像で見たとし、
元貴乃花親方の不撓不屈、貴ノ浪の優柔猛進、
琴奨菊の万里一空が印象に残ったと。

すべての大関の言葉には深い意味があり
優劣はつけられないとし、自分は、自分の
考えたこと、これまで大事にしてきたものを
述べられればと答えていました。

新聞、テレビなどでは、あげたのが四字熟語だった
ところから、小さい時からお父さんの一哉さんから、
言われ続けたという「臥薪嘗胆(がしんしょうたん)」
をあげていることが多かったですね。

〇臥薪嘗胆は、目的を果たすまで努力を惜しまない事。
 
実際は、どうだったのか。

「武士道精神」でした。

「大関の名に恥じぬよう、武士道精神を重んじ、
感謝の気持ちと思いやりを忘れず、
相撲道に精進して参ります」

伝達式の後の会見では、
「勝っておごらず、負けてくさらず」は
武士道から習得した言葉でもある。
義理人情や受けた恩は必ず返すという男らしい
人間でありたいと語っていました。

(なお口上の後半の「感謝」「思いやり」は
母校・埼玉栄高校相撲部の部訓だそうです)

小さい時は、食が細かったようですが、
今は食べることが大好きなよう。

会見の最後の方で、今したいことを聞かれ、
「おいしいものが食べたい。芦屋のフレンチレストラン。
美味しいところがあるんですよ」と嬉しそうに
話していたのが22歳の若者らしくて可愛かったですね。

大阪のホテルで会見をしたので、
ほど近い芦屋をあげたのかなと
思ったのですが、貴景勝関は
兵庫県芦屋市出身なんですね。

地元です。
詳しいはずですね。
(昨日の会見では東京が恋しい。
美味しいイタリアンがあると語っていました)

大関の本名は佐藤貴信。
これは元横綱・貴乃花と
戦国武将の織田信長から
1字ずつ取って、お父さんが名付けたんだとか。

また四股名は、元貴乃花親方の貴はもちろん、
下は、「越後の虎」と称された戦国武将の
上杉謙信(景虎)の家督を継いだ
上杉景勝に由来するんですね。
(景勝は景虎の姉の子、つまり甥。後に養子に。
なお武田信玄の「甲斐の虎」に対し、
上杉謙信を「越後の龍」とする場合もある)

新聞では、大関の好物がゆで卵とありました。
なんと1日10個も食べるそう。
自分も好きでよく食べるのですが、
10個はさすがに無理。

大関は、「安価にたんぱく質を摂取できる。
筋力を落とさないために食べると落ち着く」
と理由を語っています。

175センチで今の相撲界では小柄。

そのカラダで押し相撲で勝負しようとすれば、
鍛えた頑健な筋肉が必要なんでしょうね。

まだ22歳。
会見でも
「どんな大関になるかではなく、
上を目指していきたい」と語っていました。

横綱昇進の口上を早く聞きたいものです。

新渡戸稲造の英訳の武士道で、
日本の精神が広く世界で知られることとなりました。
以下は、その和訳版。

追記
2019年3月28日、
当日付の産経新聞、産経抄で、
上杉謙信が武田信玄の死を聞き、慟哭した
とのエピソードが、新渡戸稲造の「武士道」の
なかで紹介し、謙信をたたえていると。
元貴ノ花親方は上杉謙信を尊敬する人物と
挙げていたそう。

「武士道」は当時のセオドア・ルーズベルト大統領も
愛読したとし、コラムの最後には、敵に塩を送った
謙信を引き合いに、トランプ大統領にも、一読を勧めたい
としめています。

〇大関が勧めていた芦屋市のフレンチレストラン。
 「メゾン・ド・タカ芦屋」のようです。
http://maisondetaka.jp/
 こちらの料理長高山英紀さんは、今月初め、
 「料理界のオリンピック」と言われる
 第17回ボキューズ・ドール国際料理コンクールの
 本選に、日本チームのリーダーとして出場。
 日本チームはアジア勢トップの7位となりました。





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