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懐かしい方言「けんびき」。祖母、大伯母がこの言葉を使ったら、肩もみがセット。

2019年5月23日、読売新聞夕刊。
《方言探偵団》は《けんびき 香川県》です。

いやー、懐かしい。

この言葉、よく聞きました。
あなたはこの言葉をご存じですか。

記事では、

けんびきは、口内炎。

《もとは「けんへき(痃癖)」の形で室町時代の辞書に
登場し、「肩こり」を表していた。その後、「首から
肩にかけての部分」を指すようになり、さらには指圧や
マッサージの技術を表す意味が生まれ、けんびきのほか、
「けんべき、けんぺき」などの形で各地の方言に残っている》

大きく肩こり、口内炎の意味があるようですが、
《「口内炎」の意味は、香川のほか隣接の愛媛や
中国地方の一部の方言にしか存在しないのである》。

この「けんびき」をよく使っていたのは、
愛媛県東予地方出身の祖母、大伯母でした。

ただ意味では口内炎よりも、首から肩の凝り、
いやもっと正確に言うと、背中、肩甲骨の間の
凝りを指すことが多かったです。(わが家独自?)

この「けんびき」と祖母達が言うときは、
「肩や背中をもんでくれ」とセットでした。

小さい時は、自分自身は、
この「けんびき」とは、縁がなかったのですが、
高校の受験勉強をした際、
初めて、背中の凝りを感じました。

その時に祖母に話したところ、
「けんびき」と言われ、
自分で腕を回したり、
腕をそれぞれ後ろに引いて、
肩甲骨をくっつけるようにして、
ほぐすと良いと教えてくれました。

実行してみると確かに、
血行が良くなり、凝りがほぐれました。

この背中の凝り=けんびきは、
どうやら遺伝らしく、祖母、
大伯母、母、そして自分に共通の弱点でした。

父や弟は、けんびきを患うことは
ほとんどなかったのです。

それから随分たちますが、
締め切りの迫った仕事を
仕上げた後などに、
背中の凝り=けんびきを感じる時も。

最近では、それと一緒に、
声がかれることも。

そういえば、自分が小学生の頃、
祖母は、この凝りと声がれのことも
話していました。

計算してみると、自分が小学生だった頃の
祖母の年齢を、今の自分は追い越しています。

声がれが出るのも仕方のないことかもしれません。

声がれの時に祖母は、故郷の水飴、米飴をなめていました。

調べてみたら、もうその飴屋さんは、
無くなっているようです。
(地図には店の名前があるが、
実際にはもう製造販売していないみたい)

けんびきや声がれしないように、
根を詰めないようにしないといけませんが、
今度、声をからしたら、似た米飴を試して
みようと思います。




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