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「猫に小判」とはこのこと。家に有名画家の作品が。

「開運!何でも鑑定団」という番組があります。

一般の方が持つお宝を専門家が
鑑定をして、その価値を出す
という内容です。

中には所有者が思っている以上の価格が
提示されることもありますが、大抵は、
残念な結果に終わることが多いですね。

「大事な家族の歴史がつまったこの品。
これからも大切にしてください」。

なんて鑑定の先生がおっしゃったりしていますね。

先日、姉が帰省して、家の片付けをしているとき、
わが家のお宝について、話し始めました。
バブルの頃、いやちょっとその前、
少し余裕があった頃、父母が、
自分たちが好きだった置物、焼き物を購入。

また仕事先とのお付き合いで、
絵画を買い求めていたというのです。

それが倉庫と化していた、
部屋の奥からいくつか出てきたと。

しかし姉の経験上、それらは買い取って
もらうにしても、そんなに価値は
つかないだろうと。

まあそんなものだろうと思っていたのですが、
食事をしていたリビングで、姉が、
「そこの絵だけは、もしかして価値が
あるかも。〇〇〇〇の本物だから」。

「えっ」と思わず声が出ました。

姉が告げた名前は、美術に詳しくない
自分でも知っている名前だったから。

そんなものが家にあるなんて。
あきれたことに、それに気付かず、
何十年も暮してきたなんて……。

「この絵をどう思って眺めてきたの」。

「いやー、全然。目には入っていたけど……」。

「本物の『モナリザ』が飾ってあっても、
銀行や新聞社がおまけでただで配っている
複製だと思うんだろうねー」。

返す言葉もありません。

「そうそう。〇〇〇〇の作品。リトグラフも1枚だけ。
ナンバリングが入っていて、販売証明書もあるから、
それも本物かも」

その箱にはってあるカタログを見せてもらいました。

踊り場にずっとかけてあった作品。
教科書でもみたことがあるその画家の
代表作品です。

これは期待できると勝手に思い込み、
姉に隠れてこっそりと、
ネットで値段を調べてみました。

いやー、リトグラフの値段って
そんなものなんですね。

がっかりしてしまいました。

「自分が好きで気に入る絵を
掛ければいいんじゃないの」

姉の言葉が身にしみました。






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