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デーブ大久保さんが先輩からいただいた言葉「呑舟の魚は枝流れに遊(およ)がず」。

先日、新聞に折り込まれていた
日経REVIVE2020の2019年10月号に
元プロ野球選手のデーブ大久保さんが
登場していました。

新橋で居酒屋「肉屋でーぶ」を経営している
デーブ大久保さんが、新橋駅前ビルを巡る
という記事です。

あのビルは何度も行ったことがありますが、
おじさんたちのワンダーランド。

飲み屋、食べ物屋さんから始まり、
お父さんたちが喜びそうな様々なお店が
入っています。

記事の中で自分が注目したのは、
デーブ大久保さんが、ある先輩から
いただいたという言葉です。

いまは自分らしい生き方を見つけた気がする
というデーブ大久保さんですが、思ったことは
ハッキリ言う、自由でわがまなな性格である
ことから、人や組織とうまくいかないことが
あったそう。

他人の目を意識して縮こまっていた時期も
あったとのこと。

《そんなある日、お世話になっている先輩から
『100人のうち51人が”良い人”といえば良い人、
”イヤなやつ”といえばイヤなやつになる。
呑舟の魚は枝流れに遊(およ)がず、そんなひとり、
2人のために生きざまをかえず、ありのままを受け入れて
くれる人と付き合ったほうがいい』といわれて、涙が出て。
店を始めて事前鯛の自分でいられる場所が増えました》。

コトバンク
https://kotobank.jp/word/%E5%91%91%E8%88%9F%E3%81%AE%E9%AD%9A%E3%81%AF%E6%9E%9D%E6%B5%81%E3%81%AB%E6%B8%B8%E3%81%8C%E3%81%9A-586703

呑舟の魚は「荘子」庚桑楚。
もしくは「列子」楊朱に由来する表現です。

呑舟の魚は、文字通り、舟を丸呑みするような
大きな魚のことで、そうした魚は小さな川には
すまない。すなわち大人物、立派な人物は、
つまらない者とつきあったりはしないという意味です。

この表現は、中学生の時に、国語の先生から教わりました。

ちなみにその先生は、俳句をたしなんでいたのですが、
あの俳聖松尾芭蕉の弟子の一人に呑舟という俳人がおり、
最期の一句「旅に病んで夢は枯野をかけ廻る」を聞き取ったのが、
呑舟と教えてもらいました。

《松尾芭蕉の生涯(芭蕉を名乗る)》
http://www.bunka.pref.mie.lg.jp/haiku/42301035062.htm

デーブ大久保さんのこの言葉を読んで、
久しぶりに、中学の時の恩師を思い出しました。

ついでにですが、わが家の隣町の人形町に
居酒屋「呑舟之魚」があります。
全国の漁港から直送された美味しい魚が
味わえるお店です。
https://tabelog.com/tokyo/A1302/A130204/13189007/dtlmap/

なんだか美味しい日本酒で
一杯やりたくなりました。





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