即位の礼での、各国要人のお召し物を見て、思い出した祖母の言いつけ。
2019年10月22日に行われた即位の礼。
テレビで拝見しました。
一連の行事の中で、天皇皇后両陛下が
お召しになっていた装束、
「帛御袍(はくのごほう)」
「櫨染御袍(こうろぜんのごほう)」、
十二単。
素晴らしかったですね。
《大嘗祭及び即位の礼における装束の再利用等について》
https://www.kunaicho.go.jp/kunaicho/shiryo/tairei/pdf/shiryo301219-2.pdf
わが家では数年前に、
4K対応テレビを購入。
さらに4K放送が始まった2018年12月前に
4Kチューナーを買い求め、4K放送が見られます。
その4K放送だと、伝統装束の地紋まで
くっきりと立体的に映し出されるんですね。
即位の礼、饗宴の時など、
世界各国からいらした数多くの要人の方々も
テレビで紹介していました。
その際に気になったのは、ぶしつけながら、
それぞれがお召しになっている服の生地の質。
例えば、白色の絹や黒色のウール。
光の反射具合、照りなどで、
質の良さが如実にわかるんですね。
もちろんどなたの服も、普段、自分が
着ているものとは、格段に質の違う
素晴らしいものでしたが。
東京新聞夕刊で、現在、連載している
作家の西村京太郎さんの半生記「この道」。
西村さんは現在、神奈川県湯河原町にお住まいですが、
かつて京都市にいらっしゃいました。
その京都での暮らしぶり、京都人のことを
何回かに分けて、綴られていました。
その中で、京都は着倒れで特に着物にはうるさい。
なので、京都の人はよっぽどのことがないと、
着物は着ない。
着ると、すぐに周りの人がさりげなく
着物をさわって、染めやら生地の質やらを
見抜き、色々と言われるから。
目のある人だと、触らなくても
遠くからだけでもわかるみたいですね。
自分が社会人になるとき、いやもっと前から、
祖母に言われ続けたのは、衣装、
特に冠婚葬祭の時に着る服についてでした。
例えば、男性の場合は黒紋付き、
女性の場合は黒留袖。
結婚式、お葬式など、同じ紋付き、
黒留袖を着た人々が並びます。
着物の中で黒色ほど、質の高低が
あらわれる色はないのだそう。
これは洋装でも一緒。
黒の礼服で並ぶと、生地の質、さらに
本物の黒色に染まっているのかが、
まさに一目瞭然とわかってしまう。
なので、そうした服をあつらえるときは、
少し無理をしてでもいい物を買いなさい
(仕立てなさい)と。
まだ自分は情けなくも、わが家の紋入りの
黒紋付きを仕立てていないのですが、
黒の礼服を調えるときは、ちょっと無理して、
いい物をふんぱつしました。
そのおかげか、多くの人が集まる場所で、
ほめられたことはあれ、見劣りして、
気後れしたことはなかったように感じます。
祖母に言わせると、着物の場合、
やはり時の流れで、色あせてくるので、
ある程度になったら、黒染めの染め直しを
すると良いのだそうです。
京の黒染め屋
http://www.black-silk.com/
今は、この伝統的な黒染めが見直されて、
着古したシャツ、ワンピースなどを
染め直しする人も多いようです。
http://www.black-silk.com/contents/somenaoshi/
自分もお気に入りのコート。
染め直し(染め替え)してもらいたいですね。
テレビで拝見しました。
一連の行事の中で、天皇皇后両陛下が
お召しになっていた装束、
「帛御袍(はくのごほう)」
「櫨染御袍(こうろぜんのごほう)」、
十二単。
素晴らしかったですね。
《大嘗祭及び即位の礼における装束の再利用等について》
https://www.kunaicho.go.jp/kunaicho/shiryo/tairei/pdf/shiryo301219-2.pdf
わが家では数年前に、
4K対応テレビを購入。
さらに4K放送が始まった2018年12月前に
4Kチューナーを買い求め、4K放送が見られます。
その4K放送だと、伝統装束の地紋まで
くっきりと立体的に映し出されるんですね。
即位の礼、饗宴の時など、
世界各国からいらした数多くの要人の方々も
テレビで紹介していました。
その際に気になったのは、ぶしつけながら、
それぞれがお召しになっている服の生地の質。
例えば、白色の絹や黒色のウール。
光の反射具合、照りなどで、
質の良さが如実にわかるんですね。
もちろんどなたの服も、普段、自分が
着ているものとは、格段に質の違う
素晴らしいものでしたが。
東京新聞夕刊で、現在、連載している
作家の西村京太郎さんの半生記「この道」。
西村さんは現在、神奈川県湯河原町にお住まいですが、
かつて京都市にいらっしゃいました。
その京都での暮らしぶり、京都人のことを
何回かに分けて、綴られていました。
その中で、京都は着倒れで特に着物にはうるさい。
なので、京都の人はよっぽどのことがないと、
着物は着ない。
着ると、すぐに周りの人がさりげなく
着物をさわって、染めやら生地の質やらを
見抜き、色々と言われるから。
目のある人だと、触らなくても
遠くからだけでもわかるみたいですね。
自分が社会人になるとき、いやもっと前から、
祖母に言われ続けたのは、衣装、
特に冠婚葬祭の時に着る服についてでした。
例えば、男性の場合は黒紋付き、
女性の場合は黒留袖。
結婚式、お葬式など、同じ紋付き、
黒留袖を着た人々が並びます。
着物の中で黒色ほど、質の高低が
あらわれる色はないのだそう。
これは洋装でも一緒。
黒の礼服で並ぶと、生地の質、さらに
本物の黒色に染まっているのかが、
まさに一目瞭然とわかってしまう。
なので、そうした服をあつらえるときは、
少し無理をしてでもいい物を買いなさい
(仕立てなさい)と。
まだ自分は情けなくも、わが家の紋入りの
黒紋付きを仕立てていないのですが、
黒の礼服を調えるときは、ちょっと無理して、
いい物をふんぱつしました。
そのおかげか、多くの人が集まる場所で、
ほめられたことはあれ、見劣りして、
気後れしたことはなかったように感じます。
祖母に言わせると、着物の場合、
やはり時の流れで、色あせてくるので、
ある程度になったら、黒染めの染め直しを
すると良いのだそうです。
京の黒染め屋
http://www.black-silk.com/
今は、この伝統的な黒染めが見直されて、
着古したシャツ、ワンピースなどを
染め直しする人も多いようです。
http://www.black-silk.com/contents/somenaoshi/
自分もお気に入りのコート。
染め直し(染め替え)してもらいたいですね。
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