ホールインワン、大穴、宝くじ大当たり。験落とし、厄落とし。大幸運は不運。

ホールインワン。

プロだけでなく、
アマチュアも憧れる快挙ですね。

日本で、このホールインワンを行った人は、
周囲の人に、幸運をお裾分けしないと
いけないんだそうです。

パーティを開いたり、記念品を作って配ったりなど。
その費用が結構馬鹿にならないので、そうした費用を
補うホールインワン保険なんていう保険もあるそう。

先日、取引先の人と雑談していて、
その会社の別の取引先の人（Aさんとします）が、
ホールインワンではないのですが、コンペで優勝。
さらに翌日だかの競馬で大穴（万馬券？）を
あてたなんてことがあったんだそう。

そのときに、Aさんは、どうしたか。

あなたはどう思われますか。
Aさんは、自腹でゴルフ仲間、また
友人、知人（取引先も含む）を呼んで、
大宴会をしたんだそう。

その宴会では、参加者みんなに、
結構豪華なお土産まで用意されていたんだとか。

Aさんはなぜこんなことをしたのか。

それは、幸運が続けて二つも舞い込んだ。
幸福の絶頂。幸運を極めた。
するとその後は、反動で、不幸、不運が訪れる恐れがある。

なので、厄除け、験落としとして、
稼いだお金（ゴルフコンペは賞金なしですが）を
すべて使い切ってしまうことに決めたと。

Aさんではないのですが、その会社の人で、
宝くじの上の方の賞と、福引きで海外旅行に
当たった人、そしてその家族が、急に体を
悪くしたなんてことがあったのだそう。

大吉は大凶を招く。
運極まれば逆に振れる。

なので、運に恵まれすぎたら、
悪い結果を招き寄せないように
しないといけないのだと。

商売などでコツコツ努力した結果、
売り上げが上がったとか、取引先が
増えたといった、自分、従業員の力で
良い結果を招いた場合はその必要はない。

労をかけずして、結果に恵まれた場合は、
それは、厄でもあるので、払うべき。

そんな話は、祖母もよくしていました。

また頑張らないで儲けたお金、
あぶく銭は、人の嫉妬や悪意を
招きやすい。

なので、そうしたお金はみんなに
分けてしまうのだと。

それにしても一度でいいから、
あぶく銭を得てみたいものですね。

いや、ケチだから、自分の場合、
一人でため込んでしまって、
次に大きな不幸な出来事を招いてしまう
のかもしれません。

大きなラッキーを与えないのは、
そうした自分の性格をよく知っている
神様の深い配慮なのかもしれません。

2019年11月20日発売。

厄を味方につける本

posted with ヨメレバ

谷口令 光文社 2019年11月20日