2020年12月30日 - 未分類 2020年12月30日、お昼過ぎ。宅配便が届きました。確認してみると、フィレンツェ在住の友人からの荷物でした。早速、開封。中から出てきたのは、 オリーブオイル2本。そして友達からの手紙が添えられていました。便箋一枚にびっしると、今年1年のイタリアの様子、友人一家の近況などが書いてありました。さらには送ってくれたオリーブオイルについての説明も。それによれば、今年から本格的にオリーブ農園経営を始めたと。トスカーナは、世界、イタリアの中でも有数のオリーブ生産に適した場所。実際、多くのオリーブ農園があり、オリーブが生産されています。しかし昔から、オリーブを生産している農家は零細な所も多く、高齢化しており、後継者不足に悩んでいるのだそう。また栽培時、また収穫物にも、体に悪いものは一切使わない自然農法を採用し、しかも手摘みで収穫するため、収益率はかなり低いのだそう。なので、耕作放棄地もかなり増えているとのこと。なんだか日本の農業と状況が一緒ですね。友人はずっとトフィレンツェに住んでいて、そうした代々続く小さなオリーブ農園を守りたいと考え、今年、本業のかたわら、家族そして仲間とオリーブ農園経営を始めたようです。友人が育て収穫し、搾油した、今年のオリーブオイルは、まだ味わっていませんが、その出来が楽しみです。イタリア、日本、そして世界の新型コロナウイルスの流行が収まり、自由に往来が出来る日が1日でもはやく訪れますように。