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30年半ぶりに日経平均3万円の大台回復。30年前のことを思い出す。

2021年2月15日、日経平均は、1990年8月以来、
およそ30年半ぶりに、564.08円高の30084.15円で、
3万円の大台を回復しました。

ニュースを聞いて、
30年余り前のことを思い出していました。

1990年は平成2年。
4月に、大蔵省が不動産融資総量規制、
および三業種規制を行い、この後、
バブルが崩壊していきます。

8月には、イラクがクウェートに侵攻、
また10月3日には、東西ドイツが統一。

日本も世界も大きな変動を迎えた年でした。

この1990年よりも前の、ソウル五輪が開かれた1988年頃が、
バブル景気の頂点という感じでした。

今から考えると若者から大人まで、
経済的にはちょっと異常な状態でした。

六本木や銀座など東京の繁華街では、
夜、タクシーがつかまらないので、
一万円札をひらひらさせて、タクシーを
止めたりなんてことが、大学生から
勤め始めのサラリーマンまでがやっていましたね。

少し上の先輩は、新入社員だったのですが、
会社からタクシー券を束でもらっていて、
それを無制限に使っていました。

終電がなくなるまで飲んだ帰り、
タクシー会社の秘密の電話番号にかけ、
タクシーを呼び、コンパに参加した女性や
後輩たちにタクシーチケットを配って、
それで帰宅させたり、さらに別の店に
ハシゴしたり……。

あるとき、先輩に大きなアパレルメーカーの
バーゲンに誘ってもらいました。
日本武道館か巨大な会場には、高級品がずらり。

若者でも20万や30万円するレザージャケット、
ダウンジャケットを購入したりしていましたね。

ご近所では、古くから家族で経営していた
狭い敷地に立つ小さなお店が、何軒も
「地上げ」にあい、廃業。

億の単位のお金をもらったものの、
どこも地価が上がっているので、
郊外に引っ越さざるを得ないと聞いたり。

株で言えばば思い出すのが、
1987(昭和62)年2月9日、
NTT株の株式公開。

1次売り出し価格は119万7000円。

しかし買いが殺到。翌日にようやく初値160万円がつきました。
それからも「買い」が続き、株価は318万円まで高騰。

当時は一般の人はもちろん、大学生までも株に
のめり込んでいた時代でした。

知合いの女子大生は、このNTT株を購入。
さらに買い増しをしたのですが、
10月のアメリカの株が急落したブラックマンデーで
225万円にまで暴落し、大きな損失を受け、
株から手をひきました。

これまで株に縁の無かった一般家庭でも
痛手を受けた人は多く、それから懲りて、
株には手を出していないと言う人も多いですね。

バブルの頃、自分は学生だったり、
社会に出たてだったので、
バブルの恩恵、また崩壊による損失は、
ほとんど受けていません。

上にも記したように、あの頃は、自分も含め、
多くの国民が異様な高揚感に酔っていた時代だった
という感覚はありますね。

あの時代から、もう30年。
長いようで短いですね。

新型コロナウイルスの感染拡大により、
世界全体は大きな被害を受けていますが、
株の世界だけが突出している感じはしています。

感染は早く収束して欲しいですが、
株式のバブル崩壊はさけてもらいたいですね。



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