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90年代の日本車が驚きの高値。同僚、従兄弟がNSX、スープラを探している。

2021年2月23日の東京新聞の「こちら特報部」。

《90年代スポーツカー高騰》という話題を
特集していました。

例えば、トヨタのスポーツカー、
92年式のスープラは500万円。

日産の94年式GT-Rは2000万円。ホンダの97年式NSXは1100万円。

発売当時の新車価格はもちろん、
その数倍の値段がついて流通しているとのこと。

こうしたクルマを買っているのは、
子どもが独立して余裕の出来た中高年層。

峠の走り屋を描いた漫画「頭文字D」の
ファンと思われる20代の人。

90年代のスポーツカーには、電子制御された
今のクルマにはない独特の魅力があるんだそう。

そしてこうした中古スポーツカー人気の
背景には、アメリカで25年以上たった
日本車に人気が集まっているから。

2001年に初公開された映画「ワイルド・スピード」シリーズ。
この映画には日米欧のスポーツカーが次々と出てくる。

その中に出てきたスープラ、スカイラインGT-R などの日本車は
人気となり、多くのアメリカ人が乗りたがったが、アメリカに
輸入する場合は、右ハンドルではダメで左ハンドルでなければ
ならないという法律上の縛りがある。

ところが製造から25年たつとその縛りが免除される。

というわけで、25年以上前に発売された
日本車が輸入されやすくなり、
当時、映画を見て憧れた若者が
懐に余裕のある年代となり、買い求めていると。

その人気につられて、日本でも値上がりしていると。

そうか。
そういえば自分の周囲にもいますね。

かつて一緒に働いていた同僚は、
当時、独身貴族で、本田のNSXを
乗り回していました。

しかし、結婚し、子どもが出来て、
二台はクルマがもてないので、
泣く泣くNSXを手放し、奥さんも乗れて、
子どもも乗せられるクルマに買い替えたのでした。

あれから何年。

お子さんも成長し、独立。
子育て用のクルマはいらなくなった。

そこで再び、NSXが買いたい
と思ったのですが、つい最近まで
発売されていたNSXは、乗りたいNSXではない。

当時、乗っていたNSXに乗りたいと、
ずっと探しているのだけれど、
なかなかいいのがなく、状態のよいものは、
争奪戦なんだとか。

(ちなみにNSXはすでに製造終了。
2020年はNSX販売開始から30周年)

他にも、古いスポーツカーを買って乗りたい
という同年代の男性、いますね。

少し年上の地方に住む従兄弟は、トヨタ車のファン。
やはり30年ほど前はスープラに乗っていました。

結婚し、やはりスープラを手放したのですが、
若い時のあの乗り心地を体感したいと。

こちらもなかなか満足のいくものは、
出てこないようで、ずっと探しているとのこと。

この二人の場合は、東京新聞に掲載されていたように、
かつて憧れていたクルマに載りたいという望みを
かなえるという例ではありません。

けれど、かつて手が届かなかったものを、
経済的また時間的余裕が出来た今、
かなえようということは、クルマに限らず、
多いみたいですね。

コロナ禍もあり、ギターなどは、空前の売れ行きとか。

こちらも周囲には、ギブソンの名器をもとめ、
楽器店を回っている知人がいますね。

そういえば、ピュアオーディオのアンプ、
スピーカーのかつての名器を探している
友達もいるなー。

こうした消費は、「思い残し消費」
なんて呼ばれているんだとか。

自分にとっての思い残し消費は何かなー。

〇未完の行為、やり残し、思い残し


日本懐かし自転車大全 (タツミムック)




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