愛媛県今治出身の友人が大好物「センザンキ」を断った訳。川口能活選手の食生活。

サッカーの日本代表のGKとして
長年ゴールを守った川口能活選手。

42歳。
この11月にＪリーグ通算500試合出場を
達成するなど、現在も現役で活躍しています。

その川口さんの食生活についての記事を読みました。

2017年11月25日、「日経プラス1」の《食の履歴書》
見出しは、《揚げ物断ち　プロ生活24年》
https://style.nikkei.com/article/DGXMZO23848710U7A121C1W10900?channel=DF260120166508&style=1&n_cid=DSTPCS001

川口選手は、静岡県富士市出身。

小学3年でサッカーを始めた頃は、
お母さんが作ってくれる
「鶏の手羽空揚げ」が大好きだったそう。

プロになってから、
栄養学の基礎を学び、
食への意識が高まった。

タンパク質、脂質、炭水化物の分類し、
摂取量やタイミング。

そうした知識を実践すると筋肉もつきはじめ、
プレーの変化に手応えもあったといいます。

こうして食事面での自己管理が、
アマチュアからプロになるための
スイッチとなったと振り返っています。

そうしたことから、
焼き鳥や天ぷらは皮や衣をとる
との話が広まったそう。

これについて本人は、皮については肯定。
天ぷらは、そもそも注文しないと否定しています。

結婚してもそうした食生活は変わらず。

けれど40歳少し前から食に対する姿勢は
少し緩くなり、子どもと一緒にファストフードや
ファミリーレストランにも行くように。

その場所では食事制限の枠は外すものの、
鶏や魚を中心に焼くか蒸すかとの基本は変わらずと。

ちなみに
自宅には揚げ物を作る調理器具はないとのこと。

現在は奥さんの作る野菜カレーが
一番の好物という川口選手。

夫と同様な食生活を
送るようになった奥さんは、
独身時代より体調が良くなったとか。

川口選手が自身の競技生活について
つづった初の著書です。




いやーそれにしても小さい頃からの
大好物の鶏の手羽空揚げなど、
揚げ物をやめてしまうとは、
その真面目さとストイックさは
なかなか真似できそうにありません。

この記事で思い出したのは、
愛媛県今治出身の友人です。

タオルと造船で知られる愛媛県今治市の
食の名物といえば、串に刺さない焼き鳥
（特に皮が名物）と、
先日の「西日本Ｂ－１グランプリ」で、
ゴールドグランプリを受賞した
「今治焼豚玉子飯」。
（受賞対象は今治焼豚玉子飯世界普及委員会」

そしてセンザンキです。

センザンキとは、今治そして
愛媛県東予地方では「鶏の唐揚げ」のこと。
（北海道ではザンキ。広く空揚げを指すよう）

友人は、このセンザンキが大好物で、
小さい時は、おやつに夕食に、
さらには朝食にと1日浴びるように
食べ続けていたそう。

大人になってから、少し量は減りましたが、
毎日のようにセンザンキを食べていたのです。

ところが、数年前から、健康診断で、
コレステロールはじめ各種の値が悪くなり、
医者・栄養士から、生活習慣、特に食生活を
改善するように言われたとのこと。

鶏肉は良質なタンパク源などでしっかりとるように
と言われたのですが、問題は調理法。

油で揚げる調理法は、
カロリーが極端に高くなるので、
（他にも健康に良くない面があるらしい）
お勧めではなく、できれば、
焼くか蒸すかといった
シンプルな調理法が良いのだそう。

これなら毎食でもとっていいと。

という訳で、友人は、徐々に
センザンキの量・回数を減らしていき、
少し前からゼロに持っていったとのこと。

かわりに食べているのは、
鶏胸肉のハム、ささみの酒蒸しなど。

なお今治名物の焼き鳥、特に鳥皮は、
調理法は「焼く」で、鉄板の上で、
かなり脂は落としているのですが、
脂肪分がかなり多く、摂取を積極的には
勧められないとのこと。

川口選手ほどではないですけれど、
好物を断って、健康な毎日を送るべく
努力しています。

上に記した「食の履歴書」には、
「最後の晩餐」のメニューも載っています。
揚げ物を断っている川口選手の食べたいものは、
「おいしいエビフライ」。

小学校の授業で読んだ
「エビフライ定食、すごくおいしくて」
という文章が頭の中に残っている。
引退したら、極上のエビフライを探すとのこと。

ちなみに友人の最後の晩餐は、絶対センザンキとか。
（友人の実家近くにある惣菜店のもの）

この話を聞いていたら、
友人が断ってしまったセンザンキを
現地で食べて見たくなりました。

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