このゴールデンウィークに
筍掘りに出かけたという方も
いらっしゃるかもしれません。
飛騨にある親戚の家も、
昔は毎年、この時期に筍掘りをして、
処理をして保存食に加工していたそう。
現在はそれをする人手がなく、
竹林はほったらかし。
従兄弟が近所の人や同級生の力を借りて、
外にはみ出た竹を伐採しているそう。
竹は生長がはやく、丈夫なので、
ほっておくとどんどん密生し、
外にもはみ出すのだとか。
人が手入れしなくなると、
瞬く間に、竹林は荒れ放題になり、
竹林近くの畑、宅地を浸食してしまうそう。
地方の農家出身の知人。
宅地、農地のほかに竹林を
持っています。
しかし子どもは誰も後を継がず、都会に。
ずっと残ったご両親が農地を耕作。
竹林も手入れしていたのですが、
高齢化で、片親がなくなるなどして、
次第にそれが出来なくなりました。
親戚に耕作、竹林の手入れを頼んでいたのですが、
その親戚も高齢となり、ついにそれをすることが
出来なくなったのだとか。
田んぼ、畑の方は、なんとか使ってもらえるめどが
たったのですが、どうしようもなかったのが、竹林。
ほおっておくと、自分の家の宅地はもちろん、
お隣、ご近所にも迷惑をかけるということで、
ついに伐採することを決めたそう。
今時は、こうした放置された竹林の伐採を
専門に行う業者がいるそう。
竹林伐採をすべて行ってくれる専用機もあるとのこと。
その伐採に立ち会った知人。
伐採期があっという間に、
次々と竹林をなぎ払う姿を見たと言います。
1日もかからずすっきりと整備された竹林。
竹林での小さい頃の思い出が蘇り、
心がちくっと痛んだそうですが、
自分たちではどうにもならないので、
やってよかったと思ったそうです。
以前から放置された竹林については、
社会問題となっていましたが、
少子化・過疎化で、今後、さらに増えて
いくのかもしれませんね。