2019年04月07日 - 未分類 随分前になるのですが、大阪の祖母が亡くなりました。21歳の頃、姉を頼って神戸に。その後、大阪に移り生活してきました。故郷は愛媛県の東予地方。なので言葉は伊予弁をベースにした大阪弁でした。小学生の頃から、 大阪の祖母の家に行くたびに、その独特の言葉遣いで、いろいろな戒めを聞かされたものです。このブログでも、祖母の教えをいくつもご紹介してきました。2019年4月7日、ふと思い出したのは、「びんだれ」という言葉。これは愛媛県(伊予)の方言で、もともとは「鬢垂れ」。鬢は、頭の左右側面の髪で、それは手入れしないと垂れる。そこから「びんだれ」は、髪型、服装などがだらしない人のことを言います。祖母からは、「鬢垂れになるな」「鬢垂れとは一緒になるな」などと言われていました。大学に入った頃、夏休みに祖母の家に。当時、無精ひげが流行っていたというか、ちょっとしたブームだったのですが、そのときにすぐさま「鬢垂れでみっともない」と注意されました。ひげを伸ばすなら伸ばす。剃るなら剃る。ひげは髪の毛以上に手入れが必要で、中途半端はいけない。また、一時期、シャツの裾を外に出すファッションが流行っていたとき、真似して裾を出していました。そのときも「びんだれ、だらしない」と。4月、新年度。新たな人に出会う季節。「鬢垂れ」な状態が初対面だと、その悪い印象がずっとつきまとう。そんな季節だから、この祖母の教えがよみがえったのかもしれません。成功は服が決めるposted with ヨメレバ西岡慎也 セブン&アイ出版 2016年11月02日 楽天ブックスAmazonKindle7net