数年前、自宅に北海道の海産物業者から
かにの購入を勧める電話がかかってきました。
その際は、母が電話口に出て、
「いいですから……」などと答えたためか、
あやうくかに1万円を買わされそうになりました。
2019年4月11日、お昼前、かかってきた電話に出たら、
「〇〇さんのお宅ですか。北海道の〇〇水産です。
10周年を記念して、お得なセールを……」と、
一方的に話しかけてきます。
おしつけがましく、
なれなれしい口調です。
もうこれだけでピンと来ました。
海産物の押し売り、送りつけ商法です。
すぐに切ってもよかったのですが、
もう少しだけ聞いてみることに。
こちらが黙っていると、
「かに、いくら、松前漬けのどれが一番好きですか」
と尋ねてきました。
(選択肢をあげて答えをそのどれかに誘導するやり方。
人は、選択肢を与えられたとき、無意識のうちに、
その選択肢しか存在しない、その中から選ばなければ
ならない、という心理になる。
上のように質問されると人は選択肢以外の答え=否定をしにくい。
「誤前提暗示」。相手はどれかを答えるように仕向け、答えたら、
買う意思表示したものとして、扱ってしまう)
思わず、「いくら」と
答えそうになったのですが、
そこはぐっと我慢。
「函館にいる親戚は昆布の養殖業者で、
他にも水産物の卸をしているから、不要です」
と答えて、電話を切りました。
親戚ではないのですが、知り合いが
昆布の養殖をしているんですね。
それはともかく、こうした電話がかかってきたら、
はっきりと、「いらない」「不要」ということを
告げないといけませんね。
〇商品は送りつけられても受け取らない。
〇料金は支払わない
〇万が一、受け取っても、電話勧誘の場合、
8日間以内であれば、クーリングオフが出来る。
以下に手口、対処方法が書かれています。
国民生活センター
《2017年12月5日、メールマガジンに掲載された情報》。
《カニの勧誘電話にご用心》
http://www.kokusen.go.jp/mimamori/mj_mailmag/mj-shinsen297.html2019年2月8日、
《 健康食品や魚介類の送りつけ商法》
http://www.kokusen.go.jp/soudan_topics/data/negative_option.html〇追記 2023年1月13日
なぜかこのエントリーにアクセスが集まっています。
理由は不明です。
このエントリーを書いて以来、
海産物の送りつけ詐欺商法の電話はありません。
固定電話自体に電話も少なくなり、
現在、かかってくるのは、リサイクル業者、
買取り業者くらいですね。
ただ巷では、まだまだこうした電話を使った詐欺商法が。
あなたもお気をつけ下さいませ。