2019年10月31日 - 未分類 全国で増えている空き家。ゴミ屋敷化、雑草がはびこるなど、周囲に迷惑をかけたりします。それだけならまだしも、漏電の末、失火し、隣家に……なんてことも。知人が、相続で受け継いだ家。(実家ではなく親戚の家)今は誰も住んでいない空き家です。 彼の曾祖父の代に建てられ、その後、一部はリニューアルしたものの、基本的な部分は建てた時のまま。知人が受け継いだ後、通えない距離ではないので、2ヶ月に一度ほどは通い、掃除したり、庭の手入れをしたりしているそう。しかし、あるとき台所や座敷の辺りが汚れというか、黒いつぶつぶが。その家の近所の人に話したところ、ネズミではないかと。さらに誰も使っていないのに、電気代があるときから、高くなったそうです。これも親戚に相談したところ、それは漏電かもしれないと言われたそう。以前から、その家の世話をしていた工務店に相談したところ、古いので、ネズミなどが入り込んでいる可能性がある。また電気の配線、配電盤なども古いので、点検し、交換した方がよい。悪くすると、漏電から火事になってしまう危険があると。自分では出来ないので、ネズミの駆除、さらには漏電対策を工務店に依頼したそうです。ネズミの方は駆除業者が対策。やはりネズミが住み着いていたとのこと。入り込みそうな場所をふさぐなどの修理も実施。さらに漏電の方ですが、やはり漏電だったそう。配電盤、配線、コンセントの交換などを実施。十万単位のお金がかかったそうです。電気契約の解約を考えたそうですが、それはできなかったようです。自分が住んでいないのに、固定資産税のほか、こうした維持費用もかかり続ける。「負動産」とはまさにこのことだと思い知ったと。これから益々こうした事例が増えるんでしょうね。「負動産」時代の危ない実家相続posted with ヨメレバ藤戸康雄 時事通信社出版局 2017年11月