サラリーマンのあなた。
お宅の会社の定年は何歳ですか。
60歳、最近では65歳というところが、
増えているようですね。
自分よりちょっと年上の先輩。
先日、近況を知らせてくれました。
「もうすぐゴールかと思ったら、
すこしずつ、その都度、
ゴールが伸びていって……」
と嘆いています。
先輩が大学を卒業してある企業に就職。
以来、出向などはあったものの、ずっと
同じ会社で働いています。
先輩が入社した頃の定年は、55歳が
一般的で、それがすこしずつ60歳に
するところが増えてきた時代だったそう。
その後、勤めているうちに、
60歳定年が一般的に。
先輩の会社も60歳定年で、
あとは希望があれば1年ごとの
再雇用という形に。
その頃、まだ30代くらいだったので、
定年については全然考えたことがなかったそう。
その後、定年自体は60歳までと変わらなかったのですが、
それまでは不定だった65歳までの再雇用が、原則雇用と
いう形になったそう。
そう希望する限り、65歳まで働けるようになったとのこと。
それが5年ほど前、定年が61歳、62歳と、
1年毎に1年ずつ延びることに。
一昨年に、ついに65歳定年制に。
それがまたなんと今度は70歳定年を目標に、
今度も1年ごとに1歳ずつ定年が延びると。
先輩は、60歳で定年を迎えるかと思っていたら、
徐々に定年=ゴールがのび、また65歳を前にした時、
また1年ずつ70歳にまで延びようとしていると。
幸い、健康で気力も充実しているので、
仕事をしたいとは思っているし、
仕事があり、させてもらえるだけ、
幸せなのだけれど、ちょっと一息つきたい
と思う気持ちもあると。
退職金、給料、年金などお金の問題もあるようですが、
これから先、70歳までが働く時代になると、
社会はどのように変化していくのでしょうね。
〇70歳就業確保法 2021年4月から施行 努力義務
〇なお65歳定年制が義務化されるのは2025年4月から。
〇正社員ではなく嘱託社員も同様に。
70歳までの定年が導入されようとしている。
ある企業で嘱託社員と働いている友人。
現在は65歳までの雇用だが、4月からの新年度から
やはり1年ごとに1年ずつ延びて、将来的に70歳まで
となるとか。