「退職金が入ってもリフォームはしてはいけない」と言う知人。

退職して結構な退職金が出た知人。
もう結構前になりますが、
ローンを支払い済みのマイホームも、
古くなったので、退職をひとつのきっかけとして、
リフォームをすることにしたそうです。

それまで細々としたメインテナンスを
していたのですが、本格的なリフォームは、

初めて。

知り合いから近所の工務店を紹介されたそうです。

そこで夫妻と工務店の人と
リフォームについて打ち合わせ。

主にキッチン、トイレ、浴室の水回りを中心に
家全般にわたってリフォームを行うことに。

奥さんは長年の不満がたまっていたのか、
システムキッチン、給湯器などを総取っ替えすることに。
で、次は色やグレードを選ぶことに。

ここで、夫妻は退職金が出ていたので、
気が大きくなったのか、ちょっとずつ
グレードの高いものにし、オプションも
つけるだけつけてしまったと言います。

お風呂、洗面所も同様に。

で、リフォームは終わって、
当初は満足していたのですが、
時がたつにつれて、少しずつ奥さんが
不満というか後悔の念を述べるようになったとのこと。

「ここまで、立派なものにする必要は無かったかも……」。

年をとるにつれ若い時と違って、
キッチンで手の込んだ料理を作ることが減っていき、
大型のオーブン、3口あるコンロなどは余り使わないように。

また全自動の食洗機も確かに楽は楽なのですが、
子ども達が巣立って、洗う皿の量も減ったので、
そこまでの必要はないと気付いたと言います。

トイレと風呂だけは、まあ満足は満足ですが、
その二つにしても、そこまでの設備、グレードは
必要だったのかと。

そんな話を同年代の友人知人にしたら、
かなりのお金をかけてリフォームしたものの、
使わなくなったり、健康上の問題で、引っ越さねば
ならなくなったりと、かけた費用が無断になった人が
意外に多かったとのこと。

なので、後輩には、リフォームする時は、
必要性、これから使い続ける時間なども考え、
過度にお金をかけないことをアドバイスしたい
との話でした。

わが家も古くてリフォームもこれまで何度か
応急的に実施。
またこれから直そうと考えているのですが、
知人の意見は参考になりました。