ガッキーの愛称で知られる
女優の新垣結衣（あらがき・ゆい）さん。
沖縄県出身で、ティーン雑誌のモデルから
女優に転身し、これまで映画、テレビドラマに
数多く出演しています。
個人的に彼女の存在を知ったのは2016年、
そのダンスが社会的な話題となった
「逃げるは恥だが役に立つ」。
可愛かったですね。
つい先日、毎年春先に訪れる
取引先で新しい方と出会いました。
その中の一人が、沖縄県出身の新人さん。
まさに名字が新垣さん。
ところが、読み方が「あらがき」ではなく、
「あらかき」なんですね。
その新人さん曰く、沖縄には
新垣という名字の人は多く、
その読みはほとんどが「あらかき」なんだとか。
（「しんがき」もあり）
新垣結衣さんは、本名＝芸名。
その新人さんによれば、おそらく本名の
読み方は、「あらかき」で濁らないのではと。
ただ、それでは沖縄以外ではなじみがないので、
芸名の読みは「あらがき」にしたのではと。
沖縄県出身の人が県外に出た場合、
名字自体を変えたり、読み方を変えたり
することが多いんだそう。
「日本人のおなまえっ!」に出ている森岡浩さんのコラム
《コラム・連載人名・地名 おもしろ雑学「にいがき」と読む新垣さん》
http://www.njg.co.jp/column/column-13812/そこには、
《女優新垣結衣や全盲のテノール歌手新垣勉は「あらがき」》
とあげられているので、沖縄にも「あらがき」さんは、
いらっしゃるようです。
となると新垣結衣さんの本名も
濁る方が正しいのかもしれません。
知り合ったばかりの新人の新垣さん。
自分の名字に強い思い入れがあり、
間違えられてもこのままずっとそのまま
濁らない読み方を維持したいと。
名字が家族や一族そして、郷土を思い出させてくれる
大きなきっかけになっていると熱く語っていました。
そう考えると普段余り意識しませんが、
名字って結構大切なものですね。
新垣さんが気づかせてくれました。
2021年5月19日、追記
新垣結衣さんが、星野源さんとの結婚を発表したせいか、
このエントリーにアクセスが集まっています。
（事務所も退社したようですね）