2018年04月19日 - 未分類 今日、帰宅したら、台所のテーブルの上に、封を開けたある証券会社からの封筒が置かれていました。なんだろうと手に持ったら、 母がやってきて、「前にへそくりで買っていた外国の債権についてらしいんだけど、内容がまったくわからないんで、ちょっと見て」と頼まれました。中に入っていたA5くらいの紙には、小さな文字でいろいろと書かれています。ある有名な日本企業の外国通貨建ての社債の利子と償還金などについてでした。年ごとの利子はプラスなものの、満期でもらえる償還金は、大きなマイナスになっています。そうもろに為替リスクをうけ、受け取る償還金が、払ったお金より少なくなっていたんですね。支払ったときより、現在の方がかなりの円高になっていました。母に尋ねたら、叔母さんと一緒に、証券会社の人から勧められて、自分のへそくりで購入していたようです。その時は証券会社の人もしっかりと説明をしたみたいですが、なにせ10年前のこと、すっかり忘れてしまっていたみたいですね。自分はこの社債については、全然知らなかったのですけれど、まさか母がそんな投資をしていようとは。「なんだか円建ての社債に比べて、ずいぶん利率がいいって言ってたねー」それは覚えていたらしく、その利子の総額と、償還金を精算してみると、わずかですがマイナス。低い利率でも円建てで買っていた方がよかった訳です。まあ円に変換せず、このまま外貨建てで持っていれば、為替差損は生じるません。(外貨MMFなどを買う)母に尋ねたら、「もう面倒くさいから、損しても日本円に戻しておきたい」とのこと。年をとってからの10年というのは、いろいろと変動が大きいですね。もうこれで外貨建ての金融商品はないと思いますが、一度証券会社の人を信用してしまえば、自分が余り理解できない商品でも買ってしまうのだとちょっとしたショックを覚えました。《債券 外貨建て債券のリスク》https://www.tokaitokyo.co.jp/otome/investment/bond/fbond/risk.html