1990年以来34年ぶりのドル高。友人と昔のことを思い出し、語り合う。

今日、日銀会合、そして
植田日銀総裁の記者会見がありました。

金融緩和を維持するということで、
円は売られ、156円80銭台をつけるなど、
34年ぶりの円安ドル高となっています。

もっと月日をしぼっていうと、
1980年5月以来とのこと。

ユーロに対しても円は弱く、
こちらは16年ぶりのユーロ高円安。

友人、知人はヨーロッパ（イタリア）から
輸入している人が多く、ユーロ高で大変なよう。

で、高校時代の友人たちと、
この34年ぶりのドル高円安が話題に。

このゴールデンウィークは欧米への旅行を諦めて、
国内や韓国に旅行にいる同級生が多いよう。

で34年前の1990年の頃の話に。
1990年は平成2年。
海外では湾岸危機、ドイツ統一など
世界の歴史の上でも大きな出来事があった年です。

株価が2万円割れ、
しかし景気は良くて、岩戸景気越え。
海外旅行など日本人の年間出国者数が
1000万人を突破した年でもあります。

友人も自分もよく海外旅行に行っていました。
およそ160円ドル高のピークに
どんどんドルが安く、円が高くなっていきました。

1990年の秋に行った時は、1ドル130円弱だった覚えが。
なので、友人たちも「ドル高」とは思っていませんでしたね。

滞在先のニューヨークの屋台、
コンビニ（的な店）で販売している
味の薄いまずいコーヒーは1杯1ドルを
割っていたのを覚えています。

当時で130円。
ニューヨーク在住の友人に少し前に聞いたら、
今でも屋台などでは1ドルほどで買えるそうですが、
今のレートだと150円。
一般的には3～5ドル。3ドルとしても450円ほどですね。
（紙コップなどに入っているもの。カフェで座って
陶器などにはいっているものはもっと高いらしい）

ホテル代などは、ざっとみて少なくても
2倍以上上がっているので、滞在費用は
大幅に増えているようです。

友人の中には、ある企業家の本を読み、
学生時代から、ゴールド（金）現物を
定期的に買い集めていた人も。

今、金は、海外でも国内でも史上最高値を
更新していますが、先見の明のある人、
それをしっかり実行している人はいるんですね。

同級生たちと情報交換して、
共通していた認識は悲観。

1990年はまだ自分たちも若かった。
しかしそれから34年。
これからどんどん老いていく。
日本もどんどん少子高齢化で老いて、
国力も弱くなっているのではとの悲観でした。

一人の力ではどうにもならないけれど、
「ジャパンアズナンバーワン」とか
バブルの時代を知っているだけに、
このまま衰える日本は見たくないなー。