家を出たらスダジイの花の青臭い匂いが。ゴールデンウィークがやってきた。

4月29日、昭和の日。
少し前は、みどりの日でした。

この時期、新緑がまぶしいですね。
ゴールデンウィーク。家で過ごしています。

午後2時前、近所の浜町、さらには隅田川テラスを下り、
隅田川大橋まで散歩、ウォーキングしようと、家の外に
出ました。

そうしたら、この季節、かぎ慣れた独特の青臭い匂いが、
漂ってきました。

おお、この匂いはスダジイです。
ブナ科の常緑高木。秋にはどんぐりをつける木の一つです。
刈り込みなどにも強く、公園などに植えられていることが
多いです。

わが家に漂ってくる匂いは、家から800メートルほど離れた
浜町公園に植えられたものです。

今から20年近く前、長野、新潟に
通っていたことがありました。
そこでいただいたのが、
栃の実を使ったとち餅。

栃の実は、アクが強く、とち餅などに
加工して食べられるようにするには、
潰して何度も水にさらすなど、かなりの
手間がかかるのだそう。

一方で、このスダジイのどんぐりは、
アクがほとんどなく、手間のかかるあく抜きと
いった処理をしなくてもそのまま食べられるとのこと。

最も簡単な食べ方は、洗って水気を切り、
封筒に入れて、電子レンジでチン。
煎り銀杏ならぬ煎りスダジイですね。

それと長野の知合いの農家では、
家の裏山で椎茸栽培をしていました。

そのほだ木として使われるのが、
このスダジイの木。
椎茸がなることから、「椎の木」なんだとか。

その時、初めて知って驚きました。

両国橋に西詰めから隅田川土手、
下って浜町公園。
遠くからみるとクリーム色に
見える花をつけているスダジイです。

秋のどんぐりを楽しみに、
隅田川テラスに降りて、
隅田川大橋まで下って、
テラスをあがり、町に戻りました。

昨日ほど湿度は低くなかったものの、
薫風が吹く、快適な一日を過ごすことができました。