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「産休クッキー」炎上騒動に思う。

アエラのネットの記事に次のようなものがありました。

《「世間の不満のはけ口に使われた」 炎上した「産休クッキー」
メーカー会長が嘆く日本社会の“生きづらさ” 産休クッキー
2024/05/06/ 11:00》
https://dot.asahi.com/articles/-/221339?page=1

産休をとる女性が職場に配る「産休クッキー」を巡って、
先月4月にXで炎上したという内容です。

記事にはクッキーの写真が掲載されています。
かわいい赤ちゃんのイラスト。
そして「産休をいただきます ご迷惑をおかけしますが
よろしくお願いいたします」というメッセージが
プリントされています。

このクッキーを職場に配った女性が、
Xに投稿したところ、
《「不妊治療中の人への気遣いに欠ける」
「産休で迷惑をかけるのにお花畑すぎる」
といったバッシングが相次いだのだ》そう。

製造販売しているのは、
《スイーツ工房focetta(フォチェッタ)》
https://focetta.com/

そこにも苦情が寄せられたそうで、トップページに
《弊社の産休クッキーについて
弊社の産休クッキーについてお問い合わせを多く頂きました。
弊社の産休クッキーは、産休を控えたお客様の要望に応じて始めたものです。
産休を取得する前にお祝いして頂いた職場の方々へ、
感謝の気持ちを伝えたいというお客様からの要望に応じて、
イラストを作成し、産休のご挨拶に利用して頂く
クッキーとして製品化いたしました。
職場の方々へ配りやすいように個包装とし、
皆様の気持ちを伝えて頂けるように、
イラストとメッセージを食べられるインクでプリントした商品です。
弊社の商品でお客様の感謝の気持ちを伝えるお手伝いができれば幸いです。》
との釈明が掲載されています。

(産休=サンキューですね)

こうした産休をとる妊婦の方が
職場の人に挨拶として配るんですか。

これまでの社会人としての経験からいうと、
産休をとった方が職場に感謝の気持ちを伝えるために
物をさしあげるというのは、初めて知りました。

自分の知る限りでは、産休をとった時点ではなく、
出産を終えて、職場に復帰した時点で、
なんらかの謝意をこめたちょっとしたものを
職場に配るというのはありました。

しかしそれは、職場全体での出産祝いへの
お返しの意味合いが強いですね。

社会人になりたての頃は、結婚、出産、
さらに社員自身、ご家族が亡くなったなどの場合、
ご祝儀、香典などを出していました。

大抵は、部や課でまとめて。

なので、一人当りにすると、千円程度。
お返しも、1個数百円までのお菓子が多かったですね。
(そういえば、新築祝いというのもあったなー)

けれど、平成、令和と時代が下るにつれて、
職場全体でのお祝いや不祝儀は廃れていきました。

自分が関係した職場の同僚、先輩、後輩に
何かを差し上げる、逆にいただくというのは、
現在ではほとんどありません。

バレンタイン、お中元、お歳暮、
お正月の年賀状なども、ほぼ無くなっていきましたね。

その方と特に親しい場合は、個人的なつきあいとして、
やりとりはありますけれど、義理でやりとりは、
会社でも、また取引先でも、無くなりましたね。

これは、虚礼廃止という観点から。

すべての職場、会社で無くなっている訳では
ないと思いますけれど、今は、様々な価値観、
考え方、生き方の人がいらっしゃるので、
職場で一律に何かをするということに、
抵抗がある方は多いのではないでしょうか。

結婚をせず、子どもも持たない
という生き方を選ぶ方もいます。
また持ちたいけれど、恵まれない方もいらっしゃいます。

「産休をとって迷惑をかける」というのも、
個人的には解せません。

仕事に、確かに影響は出るかも知れませんが、
それは仕方のないこと。
産休は、しっかり認められた権利でもありますし。

何もかも無くなるのは寂しい気もしますが、
職場でのおつきあいは、さっぱり淡泊な方が
いいなー。

〇正社員、派遣社員、アルバイトなど
 様々な働き方の人がいる現在、
 職場でのお付き合いは、淡い方がよいのかも。
 昔は立場により、出すお金が違ったなー。



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