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「ゴミ拾いじゃなくて“運拾い”」と掃除活動を啓蒙する中学生起業家。

2024年4月24日夕方、たまたまテレビをつけたら、
フジテレビの「イット!」で、「アスヨク」
と言うコーナーを放送していました。

このコーナーは、
《あすがよくなりますように「アスヨク!」
あすの社会が良くなるために、さまざまな課題を
解決すべく奮闘する人を毎日取り上げます。》
という趣旨とのこと。
https://www.fnn.jp/subcategory/itto_asuyoku

24日は、FNNプライムオンライン
《「ゴミ拾いじゃなくて“運拾い”」中学生起業家が“
環境問題”に奮闘!ゴミを拾うとゲームアプリの通貨に
換金?【アスヨク!】》
https://www.fnn.jp/articles/-/690682

紹介されていたのは、
この4月から中学生になったばかりの
12歳の細井愛茉(ほそい えま)さん。

彼女は、以前から清掃活動を行なっていて、
それを他の人ももっと楽しめるものにするために
友だちと一緒にアプリを開発。

ゴミを拾うと、重さに応じて、
アプリ内で通貨がもらえ、
いろいろな物に交換できる
という仕組みです。

コロナ禍に環境問題に関心を持ち、
環境問題に本格的に取り組もうと決意。
10歳で会社を設立。
今は中学生起業家として活動しているんですね。

彼女の行動力は素晴らしいのですが、
その言葉にも感銘をうけました。

《ゴミ拾いじゃなくて“運拾い”という感覚でゴミを拾ってます。》

おお。
同じようなことをある方から教わりました。

わが家の2楷には猫の額より狭い庭があり、
目隠しの木が植えられています。
冬には花が咲き、また年中、葉が、
下の道路に落ちます。
それを毎朝、取り除いています。

それを知人に告げたところ、ずっと道路や公園などの
ペットボトル、空き缶、ゴミを拾い続けている知人は、
次のような心構えを持っていると告げてくれたのです。

「ゴミではなくお金、お宝を拾っている
つもりで行なっている」。

拾っているのは直接のお金ではありませんが、
例えば、空き缶、瓶などは、
お金に換えることができる。
実際、そうした清掃活動でお金を得て、
活動資金にあてたり、寄付したりしている
団体もありますね。

またキレイになっていくのは気持ちがいいし、
自分だけでなく、そこを通りかかる人もよい気分になる。
そうしたいい気分というのは、価値があることで、
地域の雰囲気もよくなりますね。
それはまさに社会としてのお宝、財産ですね。

またその知人は、北島三郎さんの
「風雪ながれ旅」など数多くの名曲を
作詞した作詞家の星野哲郎さんのことを
教えてくれました。

星野さんは、もうお亡くなりになりましたけれど、
病気がきっかけで、運動不足を補うため、
自宅近くの東京都小金井市の都立小金井公園で
早朝散歩をはじめ、そのおまけ、ついでに
空き缶拾いを行なっていたんだそう。

ただ散歩をするのでは、退屈で
目的がないので続かない。
また外国人もくる公園なのに空き缶が散乱していて
みっともない。汚い日本の姿を見せたくない
という動機もあったとのことです。

散歩の目的として空き缶拾いを始められたのですね。
やり始めてから、拾うこと自体が楽しくなったそう。

92年8月から缶拾いを行い、拾った数をメモ。
2010年に亡くなられるまでに
なんと14万缶に達したのだとか。

いやー、すごいですね。

数もすごいけれど、インタビューでの
答えやエッセイを見ても、世のため
社会のために善行をしているといった
気張った所がなく、淡々と自分のために
やっているというところが
なんとも奥ゆかしくて、かえってひかれます。

こんな境地になりたいものですが、
それにはまだかなりの時がかかりそうだなー。

「こつこつと同じ歩みで」(星野哲郎)
https://jla-official.com/img_shiyoshu/shiyo_2000.pdf


歌、いとしきものよ (岩波現代文庫)




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