2018年05月01日 - 未分類 ゴールデンウィーク中に読もうと、何冊か小説を図書館から借りてきたと母。どんな本を読んでいるのかというと、江戸時代を描いた時代小説。その理由は、現在我が家がある両国橋近辺がよく出ているからと。ついこの間出てきたのは、 日本橋馬喰町の公事宿(くじやど)の話。公事宿とは、裁判や訴訟のために地方から江戸に来た人々を泊めた宿屋のこと。そこの主人が訴訟の書類の作成など手続きの代行や訴えの弁護などを行なってくれたのだそう。それがあったのが、神田、日本橋馬喰町界隈。そんな話をしていたら、小学校の時の同級生の話に。同級生の何人かの実家は馬喰町にあり、そこがまさに江戸時代は公事宿に。明治以降は、商人宿をやっていたと。PTAで同級生のお母さんたちと知り合った時に、教えてもらったのだとか。いやー、同級生の実家が江戸時代からそんな家業を持っていたとはこれまで全く知らなかったのでびっくり。さらに驚いたのは、ご近所のお母さんの話。その人はある有名な時代小説家の妹で、母はその関係で随分前から、その小説家の作品を読んでいたのだそう。いやー、それも全く知らなかったので、驚きました。《錦絵で楽しむ江戸の名所》《馬喰町》http://www.ndl.go.jp/landmarks/sights/bakurocho/わが家の周辺は、両国広小路、江戸三大不動薬研堀不動、柳橋、両国橋、渡って回向院など江戸時代の歴史が残っている地域で、歩く歴史ツアーで大勢の人が訪れています。地元に住んでいると、その有り難みが余り沸かないのですが、歴史好きにはたまらない場所かもしれませんね。今ある場所の歴史、いわれなどをひもとくと楽しみが広がるかもしれないと思った母との雑談でした。こちらは江戸ではなく京都の公事宿の話。NHKでドラマにもなりました。《公事宿事件書留帳二十二 冤罪凶状 (幻冬舎時代小説文庫)》(Amazon)