《初めて2人で食事した際にプロポーズ》されたこと、
2度の食事の中で、《玄米を食べて育ったところや、
理想の家族像、将来像などの共通点が驚くほど多》いこと、
《お互い素の自分でいられること》から、結婚に到った
と記されています。
また自身のTwitterでは、
「これが噂の玄米婚」とつぶやいています。
https://twitter.com/mariko_dayo/status/1098171150725668864ここから、スポーツ新聞などでは、
今回の結婚を「玄米婚」と表現しています。
初めての食事でプロポーズというのは驚きですが、
お二人の共通点として「玄米を食べて育った」ことが
かなり大きな要素だったんでしょうね。
このニュースを知って思い出したのは、
祖母がよく私に言い聞かせていた言葉。
「結婚相手は食の合う人にしなさい」。
また
「10回会って話すより、1回食事」とも。
祖母が言いたかったのは、
二人で長い間、生活するのに際しては、
食が非常に重要だということだったのでしょうね。
食の好みが合えば、他の趣味嗜好が
違っていようともなんとかやっていけると。
女性が他家に嫁ぐと言っていた時代。
嫁は、嫁いだ家の色に染まることを
求められました。
その色=家風の大きな要素は食。
ご飯の炊き方、味噌汁、煮物などの味付け。
そうした食の好み、基本は
その家家で異なるもの。
その家の味付けを覚えることが、
嫁としての大切な要素
と考えられていたんですね。
時代は違っていても、食の重要性は同じ。
食の好みが一緒であれば、結婚生活はうまく
行きそうな気がします。
ただ自分の周囲のご夫婦の中には、
出身地が遠く離れていて、味噌、出汁、
雑煮、米の炊き具合、カレーライスの
肉、辛さ、すき焼きの作り方、味付けなどが
大きく違っている例もたくさんあります。
それでも仲良く長年、暮らしている秘訣は、
どうやら女性側の努力があることが多いよう。
結婚した当初から、奥さんが夫の
「お袋の味」にしながらも、
次第に自分の味に誘導することで
夫の舌をわがものとする。
味覚というのは、変わらないようで
変わるもののようです。
〇上の祖母の言葉には、続きがあるのですが、
なかなか公にはしにくい言葉なので、
ここでは記しません。
食以上に大切なことが夫婦生活にはあるようです。
男性と女性の考え方、脳の傾向は大きく違うよう。
それぞれの特質を知れば、うまく結婚は継続できるみたいです。
ジュディ・C.ピアソン/長尾素子 三修社 2005年09月