人生が終わるまでにやっておきたいリストを
あげていくというブログです。
ということは、それをやり遂げ、人生の最後に後悔しないことを
目的にしていること。
一方で、やりとげないでおく方が、長くそのことが記憶に残るし、
やり遂げないでおくほうが生きる張りになる
という気もしています。
「未完の行為」という心理学の用語があります。
「すべて、何も皆、ことのとゝのほりたるは、あしきことなり。
し残したるを、さて打ち置きたるは、面白く、生き延ぶるわざなり。
内裏造らるるにも、必ず、作りは果てぬ所を残すなり」。
http://www.tsurezuregusa.com/index.php?title=%E5%BE%92%E7%84%B6%E8%8D%89%E3%80%80%E7%AC%AC%E5%85%AB%E5%8D%81%E4%BA%8C%E6%AE%B5
満月もめでるが、十六夜もめでる。
雲のない月もめでるが、雲に隠れた月も愛でる。
また千利休の高弟・利休七哲の一人である、
古田織部が好んだ傷や歪みのある茶碗。
従来の整った形をよしとする立場からすれば、
異端であり破調。
けれどそれさえも味のあるものとし、評価する。
これも未完を愛する価値観につながる、
不完全を愛する態度ではないかと思います。
歴史秘話ヒストリア、
《”ひょうきん”に命がけ
~戦国武将・古田織部 美の革命~》
http://www.nhk.or.jp/historia/backnumber/34.html
成功したことよりも、失敗したことの方をよく覚えている。
《心理学用語「ツァイガルニク効果」Zeigarnik effect》
http://health.goo.ne.jp/mental/yougo/023.html
未完、不完全でも、遣り残してもよし。
そんな日本の伝統的な価値観を踏まえながら、
今後も「人生やり残しリスト」を書きついで行きたいですね。
古田織部を主人公としてコミック。
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