あなたは小学校の卒業文集に書いた作文を覚えていますか?
2013年12月15日、テレビで、サッカーの本田圭佑選手が、
セリエAの名門ACミランに移籍したとのニュースを
報じていました。
背番号はエースナンバーの10番。
ミラノのファンも歓迎しているとのこと。
その最後の方で、本田選手の
小学校の卒業文集の一節が取り上げられていました。
「将来の夢」という題名で、
次のように書かれていたそうです。
《Wカップで有名になって ぼくは外国から呼ばれて
ヨーロッパのセリエAに入団します。
そして レギュラーになって 10番で活躍します。》
そうです、彼は、この小学校の卒業文集で
書いた夢を実現させたのですね。
サッカーに詳しくないので、知らなかったのですけれど、
本田選手は、ビックマウスと呼ばれ、
途方もないと思わせる目標を掲げ、それを広言し、
その夢に向かって努力するという有言実行タイプなんだとか。
確か今回のワールドカップ出場を決めた時に、
彼が話していたのは、「ワールドカップ優勝」でした。
これまた知らなかったのですけれど、今年の6月に、
この卒業文集も一般に紹介されていたようです。
《週刊ポスト 6/28号(6/17(月)発売)
~ブレない男の<ブレない>卒業文集~》
ワールドカップ優勝についても触れられています。
《ブラジルと決勝戦をし 2対1でブラジルを破りたいです。》
おお、ブラジルで開催するまでは書かれていませんが、
ブラジルとの決勝戦で自ら点を入れて勝つと。
その卒業文集の作文を読んで感じたこと。
彼は冒頭、次のように書き始めています。
《ぼくは大人になったら
世界一のサッカー選手になりたいと言うよりなる》。
「なりたい」で終わらせるのではなく、
「なる」と言い切っています。
強い意思がうかがえます。
ちょっと泣かせるのは、世界一になった後。
《 大金持ちになって親孝行する。》
お金に関しては、一年間の給料は40億、
プーマと契約し、自分が作ったスパイク、
ジャンパを買ってほしいとも。
しっかりしていますね。
今どき、珍しいハングリー精神にあふれています。
ワールドカップの優勝については、
《兄と力を合わせ》とあります。
お兄さんは、今回の移籍のニュースの中でも
報じられていますが、代理人を務めた本田弘幸さん。
3つ違いで、帝京高校時代には、高校選手権に出場。
アルゼンチン3部リーグに出場していたこともあるとか。
今年9月に国際サッカー連盟(FIFA)と
日本協会が定める試験に合格し、
日本サッカー協会から認定代理人と認められたようです。
今は、弟さんのサポートに回っているんですね。
ACミラン
http://www.acmilan.com/jpサイトではすでに本田選手の10番のユニフォームも販売中。(80ユーロ)
http://store.acmilan.com/en/ac-milan-home-jersey-13-14.html(ACミランのスポンサーの一つはアディダスなので、
プーマではないですけれど)
有言実行で夢を夢のまま終わらせず実現させた本田選手。
まだ文集で書いた夢ーワールドカップ優勝ーが残っています。
彼ならもしかして……と思わせるものがあります。
彼のサッカーにかける情熱にはすごいものがあり、
誰でも真似できるものではありませんが、
その姿勢には学ぶべきところがたくさんあると思わされました。
長友佑都選手は、同じミランを本拠地とする
ライバル「インテル・ミラノ」に所属。
来シーズンのミラノダービーが楽しみ。
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