昼ご飯のすぐ後に食べるのがよいのか、
それとも3時に食べるのがいいか。
あなたは、ご存じでしょうか?
これまでの答えは食後すぐ。
しかし、新たな答えは午後3時なんだそう。
いやー、これまでの自分の知識と逆です。
甘い物を食べるなら、ご飯を食べた後、
すぐに食べた方が、メタボ、糖尿病になりにくい
と聞いていたからです。
実際、父が糖尿病になった時、医師・栄養士から
そのように指導されました。
(父はほとんど甘い物は食べないのですが)
同じように指導を受け、それをそのまま
実行していた方、多いんじゃないでしょうか?
これは、大阪府立大の
今井佐恵子教授らのグループが
行った研究の結果。
5月に開かれた日本糖尿病学会年次学術集会で
発表されたそうです。
実験によれば、昼ご飯のすぐ後、間食した方が、
食後の血糖値が上昇し、血糖値の変動の幅も大きかったとのこと。
食事で血糖値が上がっている時に、
さらに甘い物をとると、さらに血糖値が上がる
と今井教授は分析しています。
この研究結果には、他のお医者さんからも、
驚きの声が上がっていたそうです。
これまで正しいとして食後に甘い物をすぐ
と指導していたのが、良くなかったということですから。
実際、今井教授も従来の考え方と
同じ仮説をたて、研究していたそうです。
今井教授のお名前は、
http://kyoindb.acs.osakafu-u.ac.jp/profile/out.3s7SalwEEaWvDdCxyWcN1g==.html食べ順ダイエットの提唱者として
存じ上げていました。
こちらについても、実践している方、多いのでは?
野菜、タンパク質、最後に炭水化物
という順番に食べるというものです。
それまでは、給食の時の三角食べのように、
ご飯、おかず、味噌汁などを、適度に順序よく、
食べることが推奨されていましたね。
口の中で、ご飯とおかずの味が混じるのが、
日本料理の一つの特徴なんて言われ方もされていました。
一つのものをすっかり食べて、
次に移るのは「ばかり食べ」と言って、
してはいけない食べ方とされてきたのですが……。
今回の食事と甘い物については、教授は
結論として、分食をすること、しかも午後3時が
甘い物を食べるのによいとアドバイスされているようです。
記事にもあるとおり、今井教授の研究成果も
一つのデータに過ぎないという考え方もあります。
一般人としてはどれが正しいと判断するのは困難。
さらに多くの研究者の方が、追加研究を行い、
どうしたらいいのかを確定していただきたいですね。