以前、72歳で富士山登頂1000回を達成した
佐々木さんをご紹介したことがあります。
今回取り上げるのは、71歳の登山家・実川欣伸さん。
2014年7月16日、なんと1673回の富士山登頂を果たし、
これまでの強力の故・梶房吉さんの記録を破りました。
人生で、1回でも登りたいという富士山ですが、
実川さんにとっては日常なが富士山というかんじですね。
新記録の今回は、静岡県富士市の田子の浦から、
すなわち0メートルから出発し、修験道の行者が登った
とされる「村山古道」を歩き、3776メートルの
富士山頂まで到達されたとのこと。
実川さんが、富士登山を始めたのは、42歳の時。
上に上げたように「一生に一度は」ということで、
家族5人で登ったのが最初なんだとか。
以来、勤め先の会社に来た中国人研修生を、
案内するようになって、回数が増えていったそうです。
ただ回数が増えたのは退職後の2008年以降。
時間も出来たため、なんと年200回以上も登った年も。
節目の1000回は2010年。2013年昨年8月3日が1500回。
10月30日が1600回。そして今回の1673回。
単に登るだけでなく、新しい登り方をするのが実川さんの特徴。
富士山には登山道が四つあるそうですが、
それを上り下りする「一筆登山」、
5合目に戻って再び登る「一日複数回登頂」で4往復したことも
あるんだそう。
いやー、どんな体力の持ち主なんでしょうか。
実川さんは、ちゃんと登頂記録を手帳に記し、
写真も撮影していたそうです。
いや、そうしないと1日4往復なんて信じられませんね。
実川さんの今後の目標は、エベレスト。
以前から、世界の7大陸最高峰の登頂を目指し、
実行しているのですが、最後のエベレスト登頂は、
今年春、チャレンジしたものの、雪崩で途中で断念したとのこと。
来年5月にもエベレスト登頂を果たし
7大陸最高峰登頂を達成したいと。
そんな実川さんにとって、
富士山登頂への登山は、トレーニングだそう。
今後もトレーニングという富士山登山は回数を増やし、
とりあえず、富士山の語呂合わせの2230回を
次の目標にしたいとのこと。
実川さんならこれも達成できそうですね。
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