実家のガラスがついた本棚。

そこに並べられていたのが、
吉川英治文学全集でした。

「鳴門秘帖」「宮本武蔵」
「新書太閤記」「新・平家物語」
「私本太平記」などが収められていました。

ちょっと背伸びして読んだ中では、
自伝的な小説「カンカン虫の唄」が
印象に残っています。

吉川英治作品は、数多くがベストセラーとなり、
大河ドラマや映画の原作にもなりました。

多くの読者を得て、
国民的作家と言われたのです。

父もその1人。
大ファンだったので、
全集を購入したようです。