昨日も大学時代の友人が、
緑内障の最新療法を受けていた
とのエントリーを書きました。
今日は、RPP療法です。
大谷投手は、先日、打者として復帰しましたが、
投手としては復帰しておらず、手術するかどうか
注目されています。
そしてその大谷投手が受けると噂に
なっているのが、RPP療法です。
すでに田中将大投手が右肘の靱帯損傷の際に、
この治療を受けた時にも脚光を浴びました。
あなたはご存じでしたか。
実は以前から知っていました。
知人が受けていたからです。
PRPとは多血小板血漿のこと。
(Platelet Rich Plasma:多血小板血漿)
自分で自分を治す力を補助する治療法で、
再生医療の一つです。
自分の血液を採取。
遠心分離機などで分離し
血液中の血小板が多く含まれる部分を抽出します。
これが自己PRP。
この中には成長因子が豊富に含まれています。
肘、膝などの傷んだ部分に注射すると、
成長因子の作用により、組織が修復されるのです。
自然な治癒より早く治癒できることから、
プロのスポーツ選手のスポーツ障害に使われ始め、
今では一般に広まっています。
自分の血液から作るので、ウイルス感染、
アレルギーなどの副作用が起きにくいのも特徴です。
また治療自体は輸血・血液検査の採血、
さらに一般的な注射と同等なので、
麻酔、入院の必要もなく、
身体的な負担もほぼありません。
治療時間も1回で1時間もかからないとか。
ただ日本では保険診療として
まだ認められておらず、
自由診療で高価なのが欠点です。
《PRP療法とは?整形外科におけるPRP療法の目的や効果について
公開日 2018 年 03 月 20 日 | 更新日 2018 年 06 月 15 日》
https://medicalnote.jp/contents/180305-001-LY知人の場合は、テニス肘(ゴルフ肘)に
長年、悩まされていました。
テニス仲間がこの療法を受け、
完治したところから、受けることを決意。
実際に治療したところ、
(4回ほど間をあけて注射。初診の際に
別途料金がとられるが、1度の注射でおよそ2万円ほど。
入れる単位=量によっても料金が異なる)
ウソのように痛みがなくなったそうです。
注意したいのは、この療法が美容整形の
分野でも使われていること。
組織を再生し、肌の凸凹を整え、
はりをもたせてくれるので、行なう人も
多いのですが、一方で組織の成長をコントロール
するのが難しく、逆に注射したところの部分が
凸凹になってしまったりというトラブルも発生しています。
テニス肘のためにこの療法を行なった知人は、
今の医療は考えている以上に進歩している。
自分が関係する病気でも治療法は日進月歩。
患者も新しい進化した医療のことを
よく知っておく必要があると。
情報は大きな力を持つと
改めて感じさせられました。