久しぶりに行った渋谷。なじみの店が人手不足で閉店、新たな店に。新陳代謝。

およそ半年ぶりくらいに、
渋谷の取引先へ。

いつものように長年通っている間に
固まった裏道を通るルートをたどりました。

そうしたら、裏道なのに、
古い建物が壊され、あらたな
ビルが建設中だったり、

店が変わり、新たな店になっていたり。

気づいただけで、3軒ほどが変化していました。

その中で悲しかったのは、
駅に一番近い、あるお店。

取引先に通い始めて30年ほどになりますが、
そこからずっと使い続けたお店です。

スタッフが変わったりもしていたのですが、
ずっと利用していたのです。

ところが、その店がきれいさっぱり、
あるチェーン店になってなくなっていました。

取引先に行って、その話をしたら、
同年代の取引先の人が詳しい事情を
教えてくれました。

店は繁盛し、順調だったのですが、
次第に日本人の働き手が募集しても、
時給を周囲より5割り増しにして
集まらなくなったのだそう。

結局、働いてくれるのは日本に
留学している外国人のみ。

ところが、留学生なので、月に働ける
時間が限られていたり、数年もすると
帰国したり、日本の他の地域に移動したり。

またそうしたアルバイトスタッフをまとめる
経験ある日本人スタッフが帰郷したり、
転職したりしていなくなった。

するとその後継者が全く来ない。

そうこうしているうちに、
スタッフ繰りが出来ず、
結局、注文や接客出来ず、
閉店することになったのだとか。

わが家の近くでも、半年ほど前、
人手不足のため閉店しました。

こちらも繁盛していのですけれど、
よっぽど心残りだったのか、
閉店の挨拶に、人手不足で閉店という旨を
わざわざ書き記していました。

長年なじんだ夫婦でやっていた居酒屋、
菓子店などが跡継ぎがいないため閉店
ということが、ここ5年の間に何軒もありました。

ここ最近は、小さいながらも人をつかって
営んでいる小さなお店の閉店が続いています。

この先、人手不足は深刻。
さらに増えそうです。

今後、日本全体がそうなっていくと
予想されていますが、なんだかとても
憂鬱な気分です。