堀ちえみさんがステージ4の舌がんである
とブログで公表されました。
ご自身のブログに病状、手術について
詳細に書かれています。
舌の半分以上と、首のリンパに転移した
腫瘍を切除するとのこと。
この告白を受け、
ワイドショー、スポーツ新聞などで
かなりの時間、分量をさいて、報じています。
そうした中でちょっと気になったのが、
ステージ4の受け止め。
このステージ4というのはがんの進行の
度合いですが、多くの人が勘違いしているかも。
ステージ4は末期ガンで、もう治らない。
そんな風にとらえている人もいるのでは。
自分も随分前はそうでした。
しかし周囲にガン患者が多く存在することで、
すこしずつガンに対する理解も深まりました。
現在、ガンの種類にもよりますが、ステージ4は
決して治らない、手遅れの段階ではありません。
もちろん初期の段階で発見し、治療すれば、
治癒(寛解)する確率は高くなりますが、
ステージ4でも生存する率は高くなっています。
堀ちえみさんの舌がんステージ4の
5年生存率は、がん研有明病院の場合、
45%です。
《口腔がんの中で最も多い舌がんの5年全生存率は、
I期:91%、II期:80%、III期:65%、IV期:45%です。》
https://www.jfcr.or.jp/hospital/cancer/type/headneck/mouth.htmlこの数字をどうとらえるかは、人それぞれでしょうが、
個人的には45%は厳しい数字ではありますが、
決して絶望的な数字ではないと思います。
堀ちえみさんの明るい笑顔を
またテレビで拝見したいものです。
家族に難病指定の血液のがんを抱えています。
通院をして思ったことは、本人はもとより、
家族もその病気に対する知識を持つこと。
医者も万能ではありません。
医師のいう情報を解釈でき、
またこちらから質問できたりするようになれば、
治療の質も格段にあがると思います。
まさに「知は力なり」ですね。
〇セカンドオピニオン、サードオピニオンを求める
難しい病気の場合ほど、多くの見方、
情報を得る事が助けになる。
セカンドオピニオンはもとより、サードオピニオンを
求めることも。
〇最先端治療を選択するのも手
がんの場合は、例えば陽子線治療がある。
そうした情報も自ら求めないと出てこない。
朝日新聞出版 朝日新聞出版 2018年08月07日