定年を機に戸建てからマンションに移った知人。想定外の数々。

先に旦那さんが、その後数年して
奥さんが、定年を迎えたご夫婦。

お二人ともその後も嘱託などで
働き続けています。

コロナ禍拡大し始めた去年春、
郊外の自宅から、都心の駅近くの
マンションに引っ越しをされました。

理由は、

子ども達が独立し、
一軒家は必要なくなったこと。

何かと便利な都心に引っ越し、
観劇、グルメを楽しみ、
万が一の時の通院も楽にしたい。

さらには、掃除、防犯、
古くなった家の維持の面倒さから
逃れたいという理由もあったようです。

幸いなことに、戸建てのマイホームは、
人気の地区でもあったので、
想定以上の価格で売れたとのこと。

今、テレワークで広い郊外の家が
注目されていますが、それもあって
高く売れたのかもしれませんね。

そのお金の一部を使い、夫婦二人が住むのに
十分な広さのマンション（中古）に引っ越し。

住んでみて良いと思ったのは、やはり防犯。
ベランダなどの窓、そして玄関ドアを
閉めるだけで防犯終了。
出かける時も楽で、外出中も安心と。

冷暖房もよくきいて、光熱費もかなり
安くなったそうです。

また掃除も楽とのこと。

一方で、戸建ての時にはなかった負担も。
それは、管理費と修繕積立金。

もちろん戸建ての場合も、修繕するためのお金が
必要だったり、積み立てておく必要はあるのですが、
毎月、かなりの額を引き落とされていくのは、
想定外ではなく計算には入れていたものの、
かなりの負担だったようです。

想定外と言えば、町内会費。
そのマンションは、一括で
町内会には入っておらず、
個々に入るかどうか決める方針。

結局、ご夫婦は、町内会には加入しない
と決めたようです。

このご夫婦に限らず、定年した後の住まい。
結構、問題ですね。

周囲の友人、知人の中には、
古くなっても戸建て、マンションに、
リフォームなどしながら住み続ける
という人もいますし、より小さな家に
住み替えると言う人も。

最近、週刊誌などでは、こうした老後の選択について、
特集がくまれていて、「家は売ってはいけない」
「リフォームしてはいけない」なんて見出しが
飛び交っていますが、実際はどうしたらいいんでしょうね。

あ、周囲の人の中には、
持ち家派から賃貸派になったご夫婦も。
気軽に移れるからということですが、
将来、高齢になった時に、契約できるか
という問題もあるようですので、これも
迷いますよね。

自分もぼちぼちと、今後の住まいをどうするか
考えなくてはいけない年代になってきたようです。