2021年04月20日 - 未分類 小学校時代に体験し、とても思い出に残っている小学校があります。正確には、もうずいぶん前に廃校になってしまったので、旧小学校跡地です。その場所は、愛媛県西条市の 明河小学校です。桜三里という山中の道から入り、下に鞍瀬川という清流が流れる、川沿いの県道153号線の一番奥、行き止まりにあります。渓谷の下に小学校はあり、狭い校庭の先は川。川が天然のプールになっていて、夏場には、地元の子たちは、その川で泳ぐのでした。川の中には、大きな岩があり、そこまで泳いでいっては、その上に登って、川に飛び込む。あきることなく、何度も繰り返すのです。また学校のすぐ近くには、両岸を結ぶ吊り橋があり、それを渡ったり、下の川を眺めたりしました。小学校の低学年の時に、まるで天国のような、この場所で、地元の子と一緒に日が暮れるまで遊んだ思い出が今も強烈に残っています。過疎で地域の人口が減り、この小学校も近くの小学校に統合となり、廃校となりました。(1982年)そのあとは、その場所の特質を生かし、キャンプ場となって、多くの人が利用していました。確か、自分が大学生の時に、キャンプ場となったこの小学校跡地を訪れました。人は少なかったですけれど、小学校の時に感激した川の流れ、美しさ、周囲の緑は変わらずで、思い出はまたキレイに上書きされたのでした。それから幾星霜。なんとこのキャンプ場が、この3月31日で閉鎖となったとのこと。コロナ禍でキャンプがブームとなっていると聞いています。しかしこちらを訪れる人は、少なくなり、市が管理できなくなったのでしょうか。残念です。愛媛県西条市《明河キャンプ場を閉鎖します》https://www.city.saijo.ehime.jp/soshiki/tasomu/tanbara-1.htmlコロナ禍が収束したら、あの素晴らしい渓谷美を、もう一度、見に行きたいものです。